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【ソライロ遍路紀行11日目-2】魔の55号線で大きな痛手

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※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。

4月1日、お遍路11日目その2。
朝から雨が降る中、11日目にしてようやく高知県に入り、国道55号線をひたすら南下し室戸岬を目指す。

11日目その1はこちら。
朝から雨、徳島から高知へ入る



室戸岬を目指し国道55号線を南下
徳島県徳島市から室戸市を経由して高知県高知市へ至る国道55号線、ちょうど四国の海岸線沿いをなぞるように徳島から高知の真ん中あたりまで続いている。二十四番札所のある室戸岬までの遍路道はこの55号線歩きがメインとなる。

午後になり、いつも以上に疲れがどっと押し寄せてきた。やはり雨だと体力が余計に奪われている気がする。軽くした荷物の軽さも全く感じられなくなってしまった。


東洋町野根のあたり、国道55号線から少し路地裏に入ったところで変な格好の人を発見し、思わず声をかけてみた。忍者の格好をしたヒッチハイカーだった。写真掲載の許可をいただき撮らせていただいた。

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忍者コスプレでヒッチハイクで四国一周旅をしているそうだ。今日は雨のせいで車がなかなか捕まらないと嘆いていたが、旅を楽しんでいる感じがとてもかっこよかった。


田んぼの左側に桜並木が続いている。満開になったら綺麗だろうなぁ。

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ゴロゴロ休憩所
思うように足が進まなないまま時刻は15時を過ぎた。そろそそろ寝る場所の当たりをつけないならない。ネットで調べた情報によるとこの先にゴロゴロ休憩所というのがある。名前からするとゴロゴロするのにふさわしい場所なのかもしれない。だとしたら寝床として最適なのではないだろうか。


16時前にゴロゴロ休憩所にたどり着いた。東屋はあるがゴロゴロできる感じではない。

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ゴロゴロの由来がちゃんと書いてあった。石がゴロゴロとしている所という意味だったw

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このあたり波が激しく大きな波音が聞こえる。ゴーという波音をよーく聞いてみろとゴロゴロと石がぶつかり合っているような音がたしかに聞こえる。

この場所は寝床としてどうだろうかとあらためて見回してみる。一応屋根はあるのだが屋根の下にテントは入り切らずテントが濡れるのは避けられないだろう。明日室戸岬に着くにはもう少し進んでおかないときついだろう。

このさき野宿場所の当ては全くないのだが、もう少し進んでみることにした。



魔の55号線で寝床探し
実はお昼くらいに高知にお住まいのtwitterのフォロワーさんから「もし東洋町に野営予定なら、夕方宍喰温泉まで車を出しましょうか?」と声をかけていただいていた。お会いしたはもちろん、ほとんどからんこともない方だったのだが、非常にありがたかった。が、何時にどこに野営することになるもわからない状況だったなので、さすがに甘えさせていただくのは図々しすぎるのではないだろうかと思い、遠慮させていただいた。ご自身もお遍路を歩かれたとき、室戸岬へ魔の55号線が1番きつかったそうでお声をかけてくださったそうで、、今振り返ってみると、こういうのもご縁なのでお世話になっておけばよかったなぁ。

地図をみると55号線はしばくら一本道が続くゆだ。左側は海。浜辺はなく、道路脇がすぐ海なのでテントを張るスペースはない。歩道の右側は金網があり、その無効は森になっていて立入禁止。それこそ金網を乗り越えればちょっとしたスペースくらいありそうなのだが、さすがに立ち入り禁止の場所に入るわけにはいかないだろう。本当に何もない1本道が続いている。車は時々通るが人は全く歩いていない。

雨が降る中、何もないところをただひたすら歩くのが辛くなってきた、、魔の55号線の名前にふさわしいかもしれない。それにしても昼飯を食べたところでお遍路さんを1人みかけたっきり、1人のお遍路さんも見ていない。いつも一人で歩いていても何も思わないのだが、こういう何もないところを歩いていると一人でいることに不安を感じてしまう。他の歩きお遍路さんたちは、どこに行ってしまったのだろう?

早く雨に濡れない場所ゆっくりしたい、、その一心であるき続けた。こうなるともう、道路脇の歩道が広くなっているところにでもテントを張るしかないかもしれない。せめて車から見えないような場所があれば、、、。とにかく早くテントに入って落ち着きたい。

全くあてもなく歩き続けるのは不安なので、こういうときは予備の寝場所を考えながら歩く。どうしても寝場所が見つからなかったら、ここの歩道が広くなっているところまで戻ってこようとか、いい場所ではなくてなんとか寝れそうな場所(でもできれば避けたい)をチェックしながら先に進む。


ふと前をみると歩道から右手に舗装された小道がのびていた。小道を入ったところの左手側に土が平らになっているところがある。どうやら昔の道だったらしいが、植物も生い茂っていて道からはうまい具合に影になっている。テントを張れるスペースもあった。ようやく今日の寝床が決まった。



大きな痛手
相変わらず雨は降っていたので、なるべく荷物を濡らさないよう急いでテントを張り中に入り、ようやく一息がついた。中に入るとちょうど雨が強くなって雨がテントを叩く音が大きくなる。ザックカバーやレインウェアーは濡れているのでテントの中に入れたくなかったが外に干せる場所もないので入れるしかない。テントの中がじめついてしまうがやむをえない。すでに湿気でフライシートがテント本体にべったり張り付いてしまっている。

そうか、いつも使う必要がなかったがこういうときこそペグを打ってフライのテンションを張っておこう。脱いだレインウェアをもう一度着るのが面倒だったので、そのままの格好で外に出る。慌ててたせいでテント本体のファスナーにフライシートの布が挟まってしまったが、まずは急いでペグダウンをした。

体が結構濡れてしまい、レインウェアを着なかったことを後悔するもあとはファスナーに挟まったフライシートだけだ。が、これがなかなかうまく外れない。イライラして強引にファスナーを引っ張るがどうにもこうにも動かない。雨も吹き込んきて余計にイライラがつのる。「ちっ!ざけんなっ、くそっ」と悪態をつく自分の声が虚しく響く。

かなり長い時間ファスナーと格闘したがどうにもならなかった。このままだとフライシートが閉められず、ハサミで切るしかなかった。フライシートにあいた穴はテーピングを張って塞いておいた。ファスナーも強引に引っ張ったせいでうまくチャック噛み合わなくなってしまい、何度も何度も上下させないとうまく閉まらなくなってしまった。大きな大きな痛手だった。

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夕飯
夕飯は干し野菜スープパスタ。もう飯を作るのも面倒だったが、干し野菜があると本当に楽だった。

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出納帳
ゆうパック:820円

【集計】
宿泊費:0円
風呂:0円
洗濯:0円
食費:0円
日用品:820円
お参り:0円

合計:820円



ルート

・ルート:7:20民宿海部-7:35ヘンロ小屋(NASA)-9:33宍喰温泉道の駅-9:53ヘンロ小屋(宍喰)-11:20甲浦郵便局11:45-12:40コインスナック13:20-15:49ゴロゴロ休憩所15:55-17:23国道55号線沿い(泊)
・合計時間: 9時間59分
・合計距離: 23.93km
・最高点の標高: 109m
・最低点の標高: 0m
・累積標高(上り):507m
・累積標高(下り):486m
11日目GPS(ヤマレコ)



ソライロノート
雨の日はきつい。途中小降りになったときもあったがほぼ1日雨。しかもお遍路の中でもとりわけ厳しい「魔の55号線」。普段より3倍くらい体力も疲れるし、気分的にも滅入ってくる。これほどこたえるものだとは思っていなかった。

早くテントに入って雨に濡れない場所で落ち着きたい!という一心で歩いたが、テント内も少し湿気がこもってしまい、何より大事な大事なテントに穴を開けてしまいファスナーまでおかしくなってしまった。後悔先に立たず、気分はどん底に落ち込んでいた。しかもテントが使えなくなってしまったらお遍路が続けられなくなってしまう、、、そんな不安もよぎる。

こんな調子で明日中に室戸岬にたどり着けるのだろうか、、、

室戸岬まで残り30キロ。



12日目へ続く


【ソライロ遍路準備編】
パッキング編
パッキング編2(食材)
自炊計画


【ソライロ遍路紀行高知編】
11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
11日目-2 魔の55号線で大きな痛手
12日目-1 二十三番札所から三日目、食べても食べても力が入らず
12日目-2 フラフラになりながら室戸岬にたどり着く
13日目-1 高知初の札所に到達しyoutube仲間の陣中見舞い
13日目-2 道具と食材と体と心を整える
14日目-1 雨の中、二十六番札所金剛頂寺へ
14日目-2 田野町の温泉に入り、二十三士公園に野宿
15日目-1 真っ縦を登り二十七番札所神峯寺へ
15日目-2 真っ縦の登り返し後、温泉に入れず公園野宿
16日目-1 長く苦しかった国道55号線が終わる
16日目-2 少年の導き
17日目-1 雨の遍路みちを歩き、二十九番札所国分寺へ
17日目-2 三十番札所善楽寺から打ち戻り、一宮墓地公園へ
18日目-1 三十一番札所竹林寺~三十二番札所禅師峰寺
18日目-2 車救出後、種崎千松公園へ
19日目-1 浦戸大橋の一番高い所からの風景を眺め、三十三番札所雪蹊寺~三十四番札所清龍寺へ
19日目-2 三十五番札所清瀧寺後、窪地休憩所にて野宿
20日目-1 三十六番札所青龍寺
20日目-2 龍温泉に入り、ゆる~い一日に
21日目 浦ノ内湾の北岸を歩き、土佐市から須崎市へ
22日目-1 焼坂峠を越え中土佐町へ
22日目-2 添蚯蚓遍路道を歩き四万十町へ
23日目-1 三十七番札所岩本寺から水車亭でスイーツ休憩
23日目-2 猿田彦神社に寄り道し、土佐佐賀温泉こぶしのさとへ
24日目-1 熊井隧道を抜け、再び高知の美しい海へ。
24日目-2 ベテランお遍路に叱られ凹みつつ、ゴルフ場に泊まる
25日目-1 四万十ブルーに見惚れ、10年後に思いを馳せる
25日目-2 下ノ加江海岸で初めての砂浜野宿
25日目-3 その夜
26日目-1 足摺岬へ向かう途中、以布利港でジンベイザメに出会った
26日目-2 四国最南端足摺岬へ
27日目-1 足摺半島をぐるっと周り、中浜万次郎生家に寄り道
27日目-2 足摺半島西岸を歩き、バス待合所で野宿
28日目-1 食料計画が崩れる
28日目-2 雨の月山詣でと命の梅干し
29日目-1 宿毛の遍路小屋であやしげな老人に出会う
29日目-2 デポ作戦を決行し、高知最後の札所へ
(以下執筆中)


【ソライロ遍路全記事一覧】
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