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【北アルプス縦走】憧れの雲ノ平を歩く【3日目】

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0822_温泉と青い空

北アルプス縦走、憧れの雲ノ平を歩く3日目です。


なお、本山行の記事一覧はこちらになります。

準備・パッキング編
1日目
2日目
・3日目(本記事)
4日目
5日目
6日目
山ごはん編



登山情報
【日時】2015年9月19日~24日
【天気】1日目:雨のち晴れ、2日目:曇りのち晴れ、3日目:晴れときどき曇り、4日目:晴れ、5日目:晴れのち曇り、6日目:くもりのち雨
【登る山】祖父岳(2,825m)、水晶岳(2,986m)、三俣蓮華岳(2,841m)、黒部五郎岳(2,839m)、北ノ俣岳(2,662m)、薬師岳(2,926m)
【宿泊地】薬師峠(1日目)、雲ノ平(2,3日目)、黒部五郎小舎(4日目),薬師峠(5日目)
【駐車場】折立駐車場(無料)
【トイレ】折立、各小屋
【水場】折立キャンプ場、太郎平小屋、薬師峠テント場、薬師岳山荘、薬師沢小屋、雲ノ平山荘、雲ノ平キャンプ場、岩苔乗越しから5分下った所、水晶小屋、三俣山荘、黒部五郎小舎、雷岩と黒部五郎ノ肩の間
【グレーディング】同コースのグレーディング情報なし。ルート長約67.2km,累積標高差約5.9km(ヤマタイムで算出)



装備




ルート




3日目の朝
3日目は3時半頃に起きました。1日目よりも冷え込みが厳しく感じました。

今日は雲ノ平に連泊することになるので撤収作業がないので楽ちんです。こういう少し余裕があるときに星でも撮っておきましょう。


祖父岳の裾あたりから登ってくるオリオン。

0344_登るオリオン座


テントも入れるとこんな感じ。下の方は少し雲がありますが、上の方はたくさんの星が見えてました。

0349_テン場からのぞむオリオン座


すでに行動を開始している方もたくさん。

僕も朝ごはんたーべよ。今日は優雅に星を眺めながらの朝食です^^

0402_3日目の朝食グラノーラ


さて、昨日の地獄の急登の疲れはそんなには残っていないようで、体の調子は悪くなさそうです。今日は予定通りにいきたいと思います!



3日目の予定
雲ノ平周遊トレイルマップ_3日目

3日目は雲ノ平を出発し高天原温泉(たかまがはらおんせん)へ、温泉に入ったら再び雲ノ平に戻ります。

ルート長は約9.9キロ、累積標高差約610M、標準コースタイムは約7時間32分。1,2日目より歩くルートは長くなります。雲ノ平山荘は標高2650M、高天原温泉は標高2100Mになります。行きは高天原に下り、帰りは登り返しになります。ただ空身でいけるのでそれほど大変ではないのではないかと予想してます。

朝早くに出発して早い時間に温泉を堪能し、お昼すぎくらいには雲ノ平に戻ってきたいです。その後はのんびり休養しようかと。



雲ノ平キャンプ場-高天原温泉

真っ暗な中、5時にキャンプ場を出発!今日はサブザックのみ。背中が軽いなぁ~

0500_雲ノ平キャンプ場出発


日帰りで高天原温泉に行くにはだいぶ早いと思いますが、なんといってもこのSWの行動の要は早出早着です。



うわっ、なんか白い花が咲いてる!?

0501_輝くハイマツ


と思ったんですが、これよくみるとハイマツの葉なんです。どうみても花にしか見えないですよねぇ~

なんでハイマツの葉の先が白く輝いてるんだろう???すごーく不思議に思いました。

後になってこの正体は判明します。この時点でわかる方は鋭い!!



水晶岳方面との分岐。高天原温泉に行くには水晶岳と反対側に、一旦雲ノ平山荘方面に戻ることになります。

0509_水晶岳方面との分岐

わずか数分前まで真っ暗でしたが一気に夜が明けてきます。


雲ノ平への木道です。しばらくは木道歩きになります。

0523_雲ノ平山荘への木道


と、いきなり想定外の出来事が、、、、


この木道が恐ろしく滑るんです!!!

自分の目の前を歩いていた人が3回連続で転びました。

慌ててザックの中からストックを取り出します。ストックで支えながら慎重に慎重に歩くのですが、それでもツルンと滑ってしまいます、、、


なんでこんなに滑るんでしょう???

そう、今朝は霜が下りたらしく木道の表面が白くなっていたんです。霜がおりたことによって濡れた木道よりも更に恐ろしい擬似アイスバーン状態になっているんです!!


先ほどのハイマツが白く輝いていたのは、実は霜だったんですね。



あまりにも滑るので足を前に出すのが怖くなります、、((;゚Д゚))

これアイゼンが必要なんじゃね?? と思うくらいw^^;


それくらい滑るんですよ、ホントに。恐ろしや恐ろしや、、、



何度も何度も滑りました。そのたびにストックでなんとか支えて転ぶのを回避。それを何度か繰り返すうちに、この霜のおりた木道の歩き方がだんだんとわかってきました。要は小股でちょこちょこと歩けば滑らないのです。


うん、これだ!


この歩き方に変えてからは一切滑らずに木道をやり過ごすことができました^^



いつもならとても歩きやすい木道に、えらい時間をかけながらようやく高天原への分岐までたどり着きました。

0529_高天原への分岐


ここから山道に入っていくので、危険な木道とはおさらば。

ふぅー、一安心です^^


山荘方面の雲が少し染まっています^^

0531_雲ノ平山荘方面


足元にはたくさんのかわいいチングルマたち^^

0533_足元にはチングルマがたくさん


チングルマの紅葉も綺麗です。少し露がついているのがわかるでしょうか?

0535_紅葉するチングルマ



岩場を少し登るとだんだん見晴らしが良くなってきます。朝モヤの中から水晶岳が現れました!

0543_朝モヤの水晶岳


さすがの存在感です。


こちらは鷲羽岳、祖父岳方面。

0543_朝モヤの鷲羽、祖父岳方面


うひゃぁ~、雲が光ってかっこええ~


五郎君と隠れんぼ中の笠ちゃんが見え隠れ。

0549_黒部五郎岳と笠ヶ岳



山はところどころカラフルな色がつき、今日は歩いてとても楽しい^^

0551_色づく山肌



なんかアンテナみたいのが立ってました。

0603_コロナ観測所


コロナ観測所だそうです。



前方には薬師岳。

0606_薬師岳方面


写真の青い方が走るようにしてガンガン進んでいくので、自分も引っ張られるように早歩き~



奥スイス庭園とあります。スイスってこんな感じなの?

0616_奥スイス庭園の道標



色が濃いけどオヤマリンドウですよね?水晶岳をバックに^^

0628_オヤマリンドウと水晶岳



なんかいた!アオムシ君?青くないけど、、w

0630_アオムシ君



と、いつの間にかさっきの青い人は見失いました、、、いくら空身でもあの速さについていけん^^;

トレイルは樹林帯の中に入っていき、ガンガン下っていきます。


そしていきなりながーいハシゴが出現!しかも2連チャンだった、、

0638_長いハシゴ



あまりに下るので帰りが心配だなぁ~



峠に到着で~す^^

0656_高天原峠の道標



峠からは沢に下りていくことになるので、更に下っていきます。

おいおい、ホントに帰りが心配なんだけど、、w



それでも、、、この高天原への道中、僕の心にずーっとあったのは



軽いって素敵♪



という思いでした^^

いやぁ、背中が軽いだけじゃなく足も軽くなるんですよね!これならどこまででも歩いていけそうです。

というかずっとこの状態で歩きたい!

心底そう思いました。


でもこれは今日だけの特別。明日からはまたあのザックを、、、いやいや、明日からのことは考えずに今日のことだけ考えよう^^これから楽しい楽しい温泉が待っています!あともう一息です^^


何度か沢を渡ります。

0716_沢を渡る



すれ違った方から聞いた高天原山荘情報によると、昨夜は約200人の方が泊まられたとか。テント装備を担いで来られたからも結構いたそう。布団1枚に3人。「こんな状態じゃ寝れない!」と騒いで、寝袋を出して外に寝た方もいらっしゃったとか、、、

あと、お昼を過ぎると温泉も激混み。今ならまだ大丈夫でしょうということでした。先を急ぎましょう!


岩越乗越との分岐。

0726_岩越乗越との分岐



ここまで来ればもう小屋は近いはず。

ほどなく山荘が見えてきました!

0732_高天原山荘と青空



秋空がいい感じです^^

0735_秋空



ナナマカドの向こうに見える稜線はどこの山でしょうか??

0741_ナナマカドと稜線



などと言ってる間に温泉とーちゃーく!!

0747_温泉到着!




高天原温泉

ついについに来ちゃいました。来てしまいました!


温泉です!!

山に入って3日目。随分と歩いてきましたが、こんな山奥で温泉に入れるなんて、、、もうなんと表現して良いのやら、、



沢を渡って少し奥まったところに男湯がありました。ちゃんと荷物を置いて着替えるスペースもあります(写真左)。

0755_男湯



ごくらく~ごくらく~♪さいこーです^^

0822_温泉と青い空



ここ、北アルプスの最奥地ですよ~♪

なんでこんなところで温泉に入れるんでしょう^^

もうこの山行、ここで終わっても悔いなし!いやむしろここで終わりたい!終わりにした方がいいかも!!!

あんまりにも気持ち良すぎてそんな気にさえなってしまいました^^



そうそう、もう一つ入れるところがあります。

0823_C016_男湯からみおろした露天風呂


沢の向こうの露天風呂。男湯からは見下ろした感じの場所です。あっちにも入りに行きましょう!



はい、着きました。一応こちらは混浴になります。

0759_野湯


「野湯」とありました。

こっちはこっちで開放的な感じが気持ちいいです~♪


すぐ横を沢が流れています。というか沢の中にあるという感じですね。

0813_沢のすぐ横にある露天風呂



心も体もすっかり癒やしていただきました。これで縦走の後半も乗り切れる!心からそう思えました。

0851_温泉道標


名残惜しいですが、雲ノ平に帰ります。



高天原温泉-雲ノ平キャンプ場

帰りは当然登りになります、、、^^;

0908_高天原山荘への登り



これはアカモノでしょうか?赤い実も見えます。

0856_アカモノ?



高天原山荘からの景色もふつくしい^^

0912_高天原山荘からの景色



お腹が空いたので休憩します。昨日作ったおにぎりをいただきましょう^^

0914_おにぎり休憩



エネルギー補給満タン!がんばって歩くぞぉ~


高天原のトレイル。こんなところも歩きます。

0936_高天原のトレイル



北アルプスの短い秋の色合い。

0942_紅葉と木道



木道は色とりどり^^

1043_オヤマリンドウと木道



顔を上げれば北アルプスの名峰。

1129_岩場から見上げる水晶岳



心配した帰りの登りもなんのその、軽いってホントに素晴らしい!!あっという間に雲ノ平のテン場に帰って参りました。




テン場にて

戻ってきたテン場で最初にやったのテントの移動です。

昨日テントを張った場所は下に少し水が溜まっていました。1晩過ごして支障はなかったのですが、昨日ほどの混雑がないうちに念のため場所を移動しておきます。


元の場所から10メートル位離れた場所に、テントをたたまずにそのまんま移動です。

移動した場所はこんな感じ。

1322_移動したテント


この後は夕方までお昼寝タイムでした^^




晩ごはん:肉味噌キーマカレー&クスクス

16時頃から晩ごはんの支度を開始。今日のメニューはテント泊の定番、カレーです^^

もちろん肉味噌を使います。ナスと一緒に炒めただけの超簡単肉味噌キーマカレー!レシピはこちら



肉味噌キーマカレーをクスクスにだばーします。

1633_クスクスにカレーをどばー



はい、肉味噌キーマカレー&クスクスの完成です!マグカップはアオサと肉味噌を合わせたお味噌汁。

1635_肉味噌クスクスカレーとアオサ肉味噌汁


黒部五郎ちゃんを眺めながら実食!

1637__実食


うめええええ~っす!やっぱ山でがっつりカレーはいいよねぇ~♪

なんだろう?肉味噌とカレールーだけなんだけど、レトルトでは味わえないふか~いコクと旨み!肉味噌さまさまです^^



行動食用:肉味噌クスクスチャーハン

さらにもう1品!

肉味噌とナスとクスクスを炒めて肉味噌クスクスチャーハン。レシピはこちら




これはジップロックに入れて明日の行動食に。

1735_明日の行動食



雲ノ平の夕暮れ

夕ごはんを食べ終わりテント内でまったりしていたところ

ざわ・・・ざわ・・・


何やらテントの外がざわついているようです。


外をのぞいてみると、、、なんとも綺麗な夕焼け空

1755_雲ノ平の夕暮れ


みなさん、この夕焼け空にざわついていたようで、、

染まりゆく雲ノ平の空、いいものを見せていただきました^^

1756_染まる北アルプスの空



3日目は最初から最後まで最高の一日になりました^^




明日の予定

さて、寝る前に明日の予定について考えます。


4日目の最大の問題は「どこまで歩けるか?」でしょう、、、。

まずは水晶岳を目指します。ここは途中でザックをデポし空身で登れるのであまり心配はありません。問題はその後。できれば三俣山荘はスルーして三俣蓮華岳に登り黒部五郎小舎にたどり着きたいところです。要はそこまで歩ける体力が残っているかどうか、これに尽きます。


3日目に温泉に浸り、充分に休息を取ることができました。この温泉効果でどこまで体力が回復できたのか?温泉効果の真価が問われる、、、というか自分の体力次第なのですが、、、w




3日目コースタイム
5:09[雲ノ平キャンプ場]-6:56[高天原峠]-7:32[高天原山荘]-7:47[高天原温泉]8:50-9:12[高天原山荘]9:17-10:02[高天原峠]-11:55[雲ノ平キャンプ場](宿泊)

<標準CTとの比較>※ソライロCT/標準CT
雲ノ平キャンプ場-高天原峠:1時間47分/1時間51分(4分マイナス)
高天原峠-高天原山荘:36分/60分(24分マイナス)
高天原山荘-高天原温泉:15分/20分(5分マイナス)
高天原温泉-高天原山荘:22分/30分(8分マイナス)
高天原山荘-高天原峠:45分/1時間30分(45分マイナス)
高天原峠-雲ノ平キャンプ場:1時間53分分/1時間21分(28分マイナス)

トータル:5時間38分/7時間32分(1時間54分マイナス)

出だしの木道で超スローペースで歩いているときはどうなることかと思いました、、結果的にはだいぶ早く歩くことができました。空身のおかげです^^



ソライロノート
3日目の核心は温泉!今後雲ノ平を歩いてみようと計画される方には全力でおすすめします!

ぜひとも高天原温泉をルートに入れて欲しいです。後悔はさせません!!


文字通り最高でした、、。なんかもうこの山行のクライマックスを迎えてしまったような気さえしてしまいます。


とは言いつつもまだまだ山行は半ば。4日目へと続いていきます^^

今しばらくお待ち下さい(_o_)


※山の名前や花の名前など間違っているかもしれません。もし誤りを見つけられましたらご指摘いただけるとありがたいです(_o_)


本山行の記事一覧はこちらになります。

準備・パッキング編
1日目
2日目
・3日目(本記事)
4日目
5日目
6日目
山ごはん編

4 Comments

  1. 黒志摩修一 · 2015年10月3日 Reply

    3日目記事のエントリーお疲れ差様です。
    この日、新穂高温泉より新小池新道に入りました。
    朝は天気が良かったのですが、こちら側だんだん雲がかかってまいりまして、
    お昼すぎはガスガスで真っ白けでした。21日です。

    高天のお風呂良さそうですね。また奥の方は混浴なんてwロマンあふれる山旅にうっとりします。
    そのカレーも美味そう…。やはりコメ炊いた方がいいですね。
    (うらやましすぎるα米しか食ってないマイ山旅><)
    さて4日目の山々がどんな視点で捉えられるのか楽しみにしております。

    • ryo · 2015年10月3日 Reply

      黒志摩修一さん、雲ノ平シリーズに毎回コメントいただいてありがとうございます!
      たしかにこの日の午後は南側は雲がもくもくしていたように思います。

      高天原温泉は超おすすめです!ものすごい贅沢な気分を味わえました。
      混浴もいいですね^^女性は水着で入られてましたよ
      この日のカレーはクスクスでいただきました。クスクスとカレーはすごく合うんですよ!
      続きはもうしばらくお待ち下さい(_o_)

  2. メヲコラソン · 2015年10月3日 Reply

    こんにちはー えっとグーグルプラスがメインで最近TWITER始めたばかりでやり方が分からずにいたのですが、ソライロさんの記事やっとこさ見つけました!
    ユーチューブで動画をずっと待ってたのですが、ぜんぜん上がらなくてw
    僕は昨年のお盆に雲ノ平目指し、撃沈 でしたので、参考になります。
    できれば、折立から入って新穂高でゴールしたいところですが、交通の便が悪いので、僕の場合は行くなら新穂高からのピストンくらいになりそうです。
    それにしても めしが豪華すぎますw 僕はこんなに荷物持てないのでアルファ米だけでいいやw
    秘境感たっぷり?(人が多い)の雲ノ平、心が折れないようにトレーニングあるのみです!
    後編も楽しみにしてます!

    • ryo · 2015年10月3日 Reply

      メヲコラソンさん、ブログにまでコメントをいただきありがとうございます!
      動画はブログを書き終わってからになるので、もうちょっと先になります(前の蝶シリーズもまだ完結させてないんだよなぁ、、、ヤバっ)
      そうそう、メヲコラソンさんも雲ノ平目指されてましたね。
      SWのテン場は人が溢れてましたが、早出早着でいけばトレイルはがらがら、テン場もいい場所がとれて快適に過ごせました。
      ぜひまた挑戦してみてください!

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