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【山道具】山用フライパンはどうあるべきか?

フライパン

山に持って行くクッカーとして頻度の高いクッカーはなんでしょうか?ひとそれぞれ違うでしょうが、フライパンが最も使用頻度が高いという方は多いのではないでしょうか。

自分の場合はメスティンとフライパンが半々くらいですが、山の調理道具として非常に重宝しているのは間違いありません。

そこで今回は今まで使用してきた歴代フライパンを振り返りつつ、山用フライパンとはどうあるべきかについて考えてみたいと思います(そんなおおげさなもんじゃありませんがw)。

初代フライパン

スノーピークのチタントレック900ののフタ

スノーピーク チタントレック900(Amazon)

最初にフライパンとして使用していたのは、スノーピークのチタントレック900ののフタでした。これはフライパンといっていいのかわかりませんが、フライパンの代用として使っていました。

スペック

重さ:54.5g(フタのみ)
大きさ:径12.5cm*深さ3.5cm
材質:チタニウム製
コーティング:なし
特徴:軽くて小さい。

使用感

料理には不向き。油を使っても目玉焼きが焦げつきます。

基本的には簡単な炒めものに使用していましたのですが、取手部を持つときに誤ってひっくり返してしまったことが何度もあります。取手の部分を手で強く締めながら持たないと、料理の重さで取っ手がクルンと返ってしまうのです。。。

これには何度も泣かされました。それでもがんばってこのフタで焼きそばを作ったりもしました。

2代目フライパン

エバニューのチタンフライパン

エバニュー チタンフライパン20(Amazon)

山でパスタを作りたいなぁと思ったのがこのフライパンを購入したきっかけでした。

パスタ作りにはそれなりの大きさのフライパンが必要になります。そして目をつけたフライパンがエバニューのチタンフライパン20セラミックでした。

当時はチタンの特性もよく知らず値段やデザインでなんとなく選んだものでした。

スペック

重さ:155g
大きさ:径20.5cm*深さ4cm
材質:チタニウム製(取手部シリコンチューブ付)
コーティング:セラミック樹脂コート
特徴:軽くて強度が高い。セラミック樹脂コートで、耐熱性・耐久性が大幅に向上。

使用感

火力が中心部に集中しやく炒めものは焦げやすくコーディングも剥がれやすいです。煮込み料理などは問題なし。

取手部にシリコンチューブがついてるのは○。フライパンの形状で縁が垂直ではなく斜めに丸みを帯びている点は気に入っています。

それでも最初は特に不満もなく使っていましたが、すぐに真ん中が黒くなってしまい、焦げつかない新しいフライパンが欲しくなりました。

3代目フライパン

Esbit アルミフライパン

Esbit アルミフライパン(Amazon)

チタンは熱伝導率が低いのでどうしても火力が真ん中に集中しやすいこと、料理にはアルミ製のフライパンがいいと知り、いいものはないものかと探しました。

PRIMUS ライテック・フライパンエバニュー アルミフライパンも候補に上がりましたが、最終的には取手部ついていないデザインが気に入りEsbitのアルミフライパンにしました。結局デザインで決めてしまっているのが、なんともアレなんですがww

スペック

重さ:149g(グリッパーを除く)
大きさ:径18.5cm*深さ3.5cm
材質:チタニウム製(取手部シリコンチューブ付)
コーティング:ハードアルマイト加工
特徴:底は溝が円状に刻まれ熱効率を良くしている。パン内側は焦げ付き防止処理されている。

Esbit アルミフライパンの裏
使用感

焦げ付きは全くなく、使用して2年になるがコーディングも剥がれていない。炒めもの、煮込み料理、どんな料理でも全く問題ありません。
欠点をあげるとすれば、最初は気に入っていた取手部との分離式、これグリッパーを外したりつけたりするのが意外と面倒くさい点。もう一つはフライパンの縁が垂直になっている点。こういうデザインだとフライパンを振るということができないんですよね。

しかし山で使用する分には全く問題ありません。おすすめのフライパンです。

ちなみに最上部の画像は、Esbitアルミパンを使って作ったオイルサーディンのパスタです。

具材を炒めるところからパスタを茹でるまで、すべてEsbitアルミパンだけで作ってます。とても美味しくでき大好評でした!
>> オイルサーディンのパスタのレシピ

グリッパーは私はEsbitのものを使用してますが、専用のものでなくても問題なく使用できます。

おすすめ追記

もう1つ、山用のおすすめフライパンをあげるなら「ユニフレーム 山フライパン17cm 深型」です。

ユニフレームの山フライパンには深型とそうでない通常タイプがあるのですが、深型がおすすめです。

深型というのはなんでもできちゃう万能選手なんです。家のフライパンでも最も使用頻度が高いのが深鍋型のフライパンです。

これ1つあれば、フライパンとしてはもちろん、鍋にもなるし、ケトル代わりにもなるし、食材はこぼれにくいし、いいことづくめ。

しかも、さらに良い点。

ユニフレームの山フライパンには専用の蓋が売られているんです!これは超ポイント高いです!!

Esbitアルミパン専用の蓋があったらいいのになぁと何度思ったことか・・・(現在は100均の蓋使用)。蓋があれば調理の幅が大きく広がります。炒めたり、焼いたりだけじゃなく、蒸すこともできるし、山パスタもうまいことできます!ごはんも炊けます!

「ユニフレーム 山フライパン 17cm 深型」、「山フライパン専用蓋」おすすめです!

ソライロノート

山用フライパンでもっとも重視するのは、軽さと調理のしやすさです。調理しやすさには焦げ付きにくさや熱効率のよさなどが含まれます。

今現在使用しているEsbit アルミフライパンは、その点においてとても満足しています。

このフライパンでいろんな山ごはん作ってます。実際にEsbitフライパンを使った山ごはんレシピはこちらです。
>> Esbitフライパンレシピ

もしも次にフライパンを購入するとしたら、上記に加えフライパンを振ることができるように縁が丸みを帯びているデザインのフライパンを検討しようと思います。

そしたら炒飯をフライパンを振りながら炒めたリ、オムライスでフライパンをトントンしながら卵を返したいですね。今のところこれがいいんじゃないかというフライパンは見つかっておりませんが、もしおすすめの縁が丸みを帯びたフライパンがありましたがぜひ教えていただければと思います。

皆様の山用フライパン選びのご参考の一助になれば幸いです^^

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