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登山でのAPS-Cレンズ選び

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登山でのAPS-Cレンズ
登山でのAPS-Cレンズ選びについて考えてた。

以前に記事にもしたが僕の山カメラはCANON EOS Kiss X7だ。

ザックの重さに余裕がある時、近場の山の場合には時としてCANON 5D Mark2を山に持っていくこともある。ただし基本はKiss X7である。


山に登るときKiss X7にどのレンズを合わせるか、いつも悩む。

Kiss X7というカメラを選んだ時点でAPS-Cレンズということになる。

登山といっても日帰り、小屋泊、テント泊で変わってくる。撮りたい写真によっても変わる。

山からの景色、歩きながら各ポイントで撮る写真。登山道を彩る草花。テント泊での星の撮影など。

しかしテント泊ともなるとザックは20kg近くになってしまうので重たいカメラ、レンズはできるだけ避けたい。


このAPS-Cのレンズ選びがなかなか難しい。

今回は登りながら山景色などいろいろ撮るためのレンズ、花を撮るためのレンズ、星を撮るためのレンズの3つに分けて考えてみた。


APS-C用レンズについて
一応初歩的なことを補足しておくと、デジタル一眼レフカメラにはフルサイズと言われる機種(35mm版フイルムカメラと撮像素子のサイズがほぼ同じ)とAPS-Cサイズと言われる撮像素子が約半分のカメラがある(さらにフォーサーズ等もあるが省略)。

フルサイズ対応のレンズはAPS-C機でも使用できる。逆にAPS-C専用レンズはフルサイズでは使用できない。

こう考えると選択肢が増えていいように思うが、フルサイズ対応レンズをフルサイズ機で使用した場合とAPS-C機で使用した場合では画角が異なるため意外と難しいのだ。

なぜならフルサイズ対応レンズは基本的にはフルサイズで使用することを想定して購入したレンズだからである。

ちなみにCANONの場合、フルサイズ対応レンズをAPS-Cにつけると1.6倍の焦点距離になる。つまり画角が狭くなる。


登りながらいろいろ撮るためのレンズ
57.後沢乗越-鍋割山_木道
登りながらいろいろ撮るためのレンズは、基本的にはこれ1本あればなんでも撮れるという万能レンズがよいだろう。

以下の4つのレンズを候補にあげてみた。

Tamron AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di II(405g)
SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM(565g)
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM(535g)<未所持>
TAMRON AF16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO(540g)<未所持>

僕は山で望遠レンズはあんまり使用しない。

景色を撮るなら広角側がほとんどだし、ズームしても50-60mmくらいまであれば十分なんじゃないかと思っている。

望遠が必要になるとしたら、動物に出会った場合である。

もしも登山道で雷鳥に出会ったら望遠があればそれほど近寄らなくても撮れるだろう。雷鳥というのは警戒心の薄い生き物のようで意外と近づいて撮れることが多い。ただ場所によっては近づけないこともあるだろうからやはり望遠があるといい。

鹿、カモシカなどはすぐに逃げてしまうのでやはり望遠が欲しい。

熊に出会ったら写真を撮っている場合ではないだろうが、遠くに見かけたら望遠でなければ撮れないだろう。


そういう場合を除けば僕の場合は望遠の出番がほとんどない。

割り切って望遠側を捨てるのも選択肢の一つだと思う。そうであれば、SIGMA 17-50mmや17-70もありではないかと思う。


花撮り
常念岳【登山編】シモツケソウ
花を撮るのであればあまり選択肢はない。候補は以下の2つ。

Tamron AF90mm F2.8 Di Macro(400g)
クローズアップレンズ 62mm(88g)

花撮りが主目的であれば迷わずTamronのマクロレンズを持っていく。このTamronのレンズは非常に写りがいいと思う。使ってる人の評価が高いレンズである。僕はCANONの純正マクロレンズは持っていながいが、このレンズに不満を感じたことはないので純正を買う予定は全くない。

花撮りが主目的でないけれど、花も空くし撮りたいぐらいの気持ちであれば、クローズアップレンズを持って行っても良い。マクロのようにはボケないが通常より近寄れるのでマクロレンズよりも大きく撮ることができる。

僕が持っているクローズアップレンズはフィルター径62mmである。これはTamron AF18-200mm用として購入した。


星撮り
しし座流星群(2012)
星を撮るのであれば広角レンズだ。そして可能な限り明るいレンズであることが望ましい。

候補としては以下をあげる。

CANON EF16-35mm F2.8L II USM(635g)
SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM(565g)
SIGMA 15mm F2.8 FISHEYE(370g)
SAMYANG 14mm F2.8mm(555g)<未所持>
TOKINA AT-X 116 PRO DX 11-16mm F2.8(560g)<未所持>
CANON EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM(385g)

魚眼レンズは他のレンズを持った上で余裕があれば持って行きたい。魚眼はこのレンズでしか撮れないおもしろい絵が撮れるので、持って行けば使いどころはあるだろう。

しかしあくまで特殊なレンズなので、オプション的に使用するという使い方になる。そうなるとなかなか山に持っていくことはない。

またよく行く撮影ポイントでどういう絵が撮れるのかわかっていて、14mm単焦点で問題なしと判断できればSAMYANG1本で行くのもありだろう。

しかし山の場合、そういうケースはまれでありズームレンズで臨機応変に対応できることが望ましい。

可能であれば全部持って行ってケースバイケースで使い分けたいところですがwそういうわけにもいかないので、広角側をとるか、レンズの明るさをとるかで結論は変わってきます。

明るさを取るのであれば持っているレンズの中では、SIGMA 17-50mmかCANON EF16-35mm。

もっと広角側が欲しければ明るさを捨ててCANON EF-S10-22mmでしょう。

どちらも兼ね備えているのがTOKINA AT-X116だが僕はこのレンズは持っていない。


星撮りに明るいレンズが本当に必要か?という疑問もないことはない。なぜなら暗いレンズでもISOをあげて露光時間を長くすれば天の川は写るからだ。

例えばこれはEF-S10-22mmのレンズで撮った星景写真である。
常念岳_天の川_EF-S10-22
露光時間105秒でISOは6400まであげておりノイズリダクションを強くかけているが、暗いレンズでも撮れることは撮れるのだ。

もちろんただ撮れればいいというものではないでしょう。ISOをあげればノイズは多くなり、星が点にならずに線になってしまう(線になることがいいか悪いかは好みによるだろう)。

どういう写真を撮りたいのか、何を重視するか。自分にできることは限られています。その可能な範囲の中で何を捨て何を選ぶのか。そこは自分で判断するしかありません。


結論
僕の山用レンズとして以下のパターンを考えます。

①日帰りで花は撮らない
・Tamron AF18-200mm F3.5-6.3(405g)
基本的にはこのレンズがあれば困る場面は少ないだろう。さらに16-300があればなんでも撮れそう。

・SIGMA 17-50mm F2.8(565g)
望遠を捨てるのであれば、この選択もあり。レンズが明るいのも嬉しい。SIGMAの17-70というレンズもいいかもしれない。


②日帰りで花も撮りたい。
・Tamron 18-200mm + Tamron 90mm(805g)
花をちゃんと撮りたいのであればこの選択肢しかない。

・Tamron 18-200mm + クローズアップレンズ(493g)
軽さ、レンズ交換をしない扱いやすさを重視するのであればクローズアップレンズの選択もあり。

③テント泊で星も撮りたい
何を重視するか組み合わせは変わる。

・Tamron 18-200mm + CANON EF-S10-22mm(790g)
画角重視の組み合わせ。超広角から望遠まで。明るさは捨てる。

・Tamron 18-200mm + CANON EF16-35mm(1040g)
明るさ重視。超広角は捨てる。やや重い。

・SIGMA 17-50mm F2.8(565g)
明るさ、軽さ重視。超広角、望遠は捨てる。


今後の購入候補レンズ
1つあげるとするなら。
・TOKINA 11-16mm F2.8

超広角をカバーして、かつF2.8という明るさにして5万円台という値段。これがあれば山用星撮り写真の組み合わせも変わってくる。山以外でも星景写真撮影に威力を発揮するだろう。


さらにもうひとつあげるなら。
・TAMRON AF16-300mm F/3.5-6.3

なんといっても画角の広さ。なんでも撮れちゃう超万能レンズ。

やっぱりなんだかんだ言っても山用ということならこういうオールラウンダーレンズを重宝する。これがあればもう他のはいらないかも?超広角、明るさへのこだわりを捨てられれば。

ただし当分レンズを買い足す予定はないんですけどねw(Tamron16-300は購入しました^^)
※追記:Tamron16-300は購入済。登山常用レンズになりました!^^



ソライロノート
車で行ける場所であれば極端な話、持っているレンズをすべて持って行けばすむ。

しかし山の場合は持っていけるレンズには限界がある。自分が撮りたい写真を思い描きながら、そのために自分にできること、できないことを見極め何かを捨てなければならない。

写真山行と割り切って、他の荷物を極限まで減らして持っていくレンズを増やすという考えもあるだろう。

何を捨てて、何を取るのか。その判断は人それぞれでしょう。

これはあくまで現時点での僕の選択ですが。皆様の山用レンズ選びの参考になれば幸いです。

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