暖かくなりヤマビルが活動し始める前に、今年も丹沢に行っておかなければ!とは思いつつも、1月は正月ボケ、2月の大雪、3月は近場でリハビリ登山をしているうちにあっという間に4月。5月になればヤマビルは間違いなく動き出す!
というわけで天気に構う間もなく4月第三週の日曜日。曇り空なればこそ、いつもと違い静かな休日の丹沢を堪能できるかも・・・風景が撮れないのであればマクロレンズを持って春の花たちをみに行こう!そんな思いで丹沢に出かけてまいりました^^
登山情報
【日程】2014年4月20日【天気】曇りのち雹混じりの雨
【目的地】鍋割山(1272m)、塔ノ岳(1491m)
【標高差】1056m(登山口の標高を435mとして算出)
【アクセス】県民の森駐車場(数台)およびゲート前に数台おけるスペースあり。

【コースタイム】6:33県民の森-7:11二俣-8:35後沢乗越-10:04鍋割山11:19-12:21金冷し-12:41塔ノ岳13:12-13:49小丸尾根分岐-15:33二俣-15:52県民の森
※花、苔の写真を撮るためにかなりの時間立ち止まっているためコースタイムはあまり参考にならないでしょう。
【コース状況】登山道に雪なし。危険箇所なし。ヤマビルにも出会わず。
ルート
県民の森-二俣-鍋割山-塔ノ岳-小丸分岐-二俣-県民の森 – ルートラボ – LatLongLab県民の森-二俣

県民の森から出発です。出発地点にゲートがあり、ここからは車が入れませんがしばらく林道が続きます。

栗ノ木洞。行ったことありませんが洞窟があるのでしょうか。




新緑がとても綺麗です。ガスっていますが黄緑に目を惹かれます。

ヤマザクラの白と緑のコントラスト。


ヤマザクラの背後にマメザクラがみえました。

これは別のマメザクラ。見頃を迎えていました。


山の恩人尾関広氏の像です。

この花は何でしょうか?野いちご?
二俣-後沢乗越

林道を15-20分くらい歩くと二俣に着きます。

鍋割山まで3.6km。「この沢(勘七沢)を渡り左の林道沿いを進む(後沢乗越経由)」と書いてあります。


すでにヤマビルへの注意喚起がされています。「ヤマビル対策(塩)」とありましたが実際に塩は見当たりませんでした。

勘七沢を渡ります。

少し行くと小丸経由分岐があります。

帰りはこの道を降りてくる予定です。

小さな滝。

新緑がいい色です。

これはヤマブキ。山吹色です。

また沢を超えます。これは本沢でしょう。


ペットボトルが置いてあります。これは鍋割山荘に水を運ぶボランティア。
前を歩いていた山ガールと目があったので、ザックをおろしてペットボトル1本をザックに入れましたwいやいやいつもやっていることです( ・`ω・´)

鍋割山方向に進みます。

沢です。ヒルがいないか足元ばかりみていました。今日は気温も低いのでさすがにヒルは姿を見せませんでした。

しばらくは樹林帯の中を歩きます。苔が目立ちます。




今日は苔の写真を撮ってみようと思い立ち。
後沢乗越-鍋割山

後沢乗越まで来ました。苔の写真を撮っていたらかなり時間がかかってしまいました。ここまで10人位の登山者に追い抜かれてますが、まぁ急ぐ必要もないのでのんびり楽しみながら歩いて行こうと思います。

ヤマツツジ。赤紫色です。




これも全部苔でしょうか?名前はわかりませんが苔といってもいろんな種類があるようですねぇ。

苔についた水滴が面白いです。

木の根っ子にも水滴がついて綺麗でした。



ヤマザクラにも水滴がついています。


この日は登山道の整備作業が行われていました。やはりこういう天候がイマイチで登山者が少ない日を選んで作業されているのでしょうか?ご苦労さまです。



苔を撮り出すとキリがありません。ちょっと歩いてはしゃがんで撮り、また歩いては撮りを繰り返していました^^

これはアセビというそうです。可愛らしい花です。

さあ、鍋割山が近付いて来ました。
鍋割山

到着です。

鍋割山と言えばやっぱり鍋焼きうどんですね。

というわけで鍋焼きうどん食べました。この鍋焼きうどんをみて、もし「おやっ?」と思われた方がいらっしゃいましたらなかなかの鍋割山荘の鍋焼きうどんツゥの方だと思います。鍋割山荘の鍋焼きうどんにはナルトやほうれん草が入っていますが、この鍋焼きうどんには入っていません。

そう、この鍋焼きうどんは鍋割山荘のものではありません。土鍋を持参して自作しました^^ブロッコリとか入ってるしw今回の山行、鍋割山で自作鍋焼きうどん、これがやりたかっただけとも言えます♪
この鍋焼きうどんの詳細はこちら。
鍋割山で鍋焼きうどんを食べるだけ

トレイルミックスも食べて腹ごしらえ十分です。

山頂からの景色はガスっていて展望はありません。


雨山峠方面注意。
鍋割山-金冷シ

なんの変哲もない登山道ですが、この感じがとても好きです。

登山道にもガスが立ち込めてきました。

ここでも苔を撮る。


この当たりですれ違った登山者の方が「塔ノ岳は真っ白で綺麗だよ」と教えてくれました。真っ白ってどういうこと?と思い聞いてみると、塔ノ岳は雪が降ったらしく木々に雪や樹氷がついており桜の花が咲いているかのように真っ白になっているとのこと。
これは急がなければ。早くしないと解けてしまうかも知れません。
足を早めた矢先、雨が降ってきました。ん?なんか固いぞと思ったら雨まじりの雹でした。レインウェアを着こみ、写真を撮るのも控えて塔ノ岳に急ぎました。
金冷し-塔ノ岳

金冷しまで来ました。ここからは大倉尾根を歩いてきた登山者たちと合流するため人口密度が少しあがります。

塔ノ岳がみえてきました。確かに花が咲いているかのように白くなっています。


雪というより樹氷ですね。
塔ノ岳


最後の坂を登りきり山頂到着です。

天気が悪いとはいえさすが塔ノ岳、結構な人たちで賑わっています。

道標裏の温度計をみてみると約1度。上着を着こみましたがじっとしている寒いです。

おやつにと思い持ってきたセブンイレブンの「ふわふわホイップケーキ」です。ザックの中でつぶれてしまいましたが、とっても美味しかったです。こういう自分へのご褒美をいつも用意してます^^

ヤビツ峠、三之島方面。こちらは歩いたことありません。
塔ノ岳-県民の森

鍋割山、大倉方面に向い帰ります。
金冷しの分岐を大倉方面に歩き出し、あっと思う。小丸尾根分岐はこっちじゃなかった。危ない危ない。

小丸尾根分岐。

木の模様も面白い。

これは雨を測定する器械のようでした。




また苔を撮り出すと止まらなくなるw

林道近くまで来ると新緑が綺麗でした。
撮影機材
カメラ:CANON EOS Kiss X7レンズ:TAMRON AF18-200mm F3.5-6.3 XR DiII A14、TAMRON SP AF90 F2.8 Di マクロ 272E
三脚:SLIK F740
この日は景色が見えそうもなかったので、花を撮るためにマクロレンズを持っていきました。といっても常にマクロを着けていると道標など取りにくいため頻繁にレンズ交換をすることになりました。おかけで歩きながらのレンズ交換をマスターすることができました^^
それから今回の山行でKiss X7の記録画質の設定がいつの間にか勝手に変更されてしまったんです。その件に関する考察記事はこちらです。
EOS Kiss X7ディスプレイオフセンサー機能の課題
ソライロノート
今回の丹沢山行、ヤマビルが動き出す前に鍋割山で鍋焼きうどんを食べ、丹沢を楽しんでおきたかったのです。新緑の黄緑、苔の緑、ヤマザクラの白、マメザクラのピンク、山ツヅジの赤紫、ヤマブキの黄。あいにくの曇り空、霧深い山中にもかからわずカラフルな山容を堪能してきました。そんな霧の中で撮ったたくさんの苔の写真、撮り出すとキリがないほど霧中に、いや夢中になってしまいました^^
これからの丹沢山行はヤマビル対策が必須になります。僕はしばらくは丹沢とはさようならです。夏が終わり秋も深まり寒さが厳しくなり始める頃(ヤマビルがいなくなく頃)、また来ようと思います。
PS.苔を撮るために何度も何度も屈んだり無理な体勢をしていたせいで、腰を痛めてしまったことは内緒にしておきます・・・(;´д`)