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【ソライロ遍路紀行44日目-2】六十四番札所前神寺後、導かれるように善根宿へ

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2016-05-04 16.56.27_善根宿萩生庵
※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。

5月4日、お遍路44日目その2。
お遍路44日目は道の駅小松オアシスを出発し、六十一番札所香園寺、六十二番札所宝寿寺、六十三番札所吉祥寺をまわり、前神寺の手前石神神社にも参詣した。

その1はこちら。
44日目-1 六十一番札所~六十三番札所、石鎚神社で御神水カエル発見!?



六十四番札所前神寺
石鎚神社を出ると、すぐに前神寺の標石、山門が見えた。

2016-05-04 11.08.32_前神寺標石

2016-05-04 11.09.02_前神寺山門

極楽橋を渡ると前神寺境内に入る。

2016-05-04 11.10.56_極楽橋

石鎚神社をお詣りしたことで意外と距離を歩いた気がしたので、スマホでGPSログを確認してみる。地図を見ていたら、後ろからやってきた西洋人の女性お遍路さんに”You GPS! me paper map!”と言われた(^^;)。気の利いた返しができなかったが、女性は大股で歩きながらずんずん中に入っていった。やっぱ欧米人は骨格が違うなぁ、、と(汗)


善識上人と善尭上人の像。

2016-05-04 11.14.55_善識上人と善尭上人の像

水子地蔵尊。

2016-05-04 11.15.32_水子地蔵尊

お滝行場の不動尊。

2016-05-04 11.16.05_お滝行場の不動尊

本堂。

2016-05-04 11.17.33_前神寺本堂

石鉄権現堂への階段。

2016-05-04 11.23.17_石鉄権現堂への階段

御朱印。

2016-05-04 11.32.16_前神寺御朱印

次の札所まで44.7キロと距離があくため、今日は途中まで。第一候補は19キロくらい先にあるキャンプ場、第二候補は12キロくらい先の善根宿。体力と相談しながら決めよう。



昼飯は御神水ラーメン
前神寺を出たところに休憩所があったのでここでお昼にすることに。

2016-05-04 11.48.51_前神寺休憩所

2016-05-04 11.49.00_東屋内

道具を出していると、さっき見かけた外国人女性がやってきて、”Dou you have ohenro map?”と聞かれる。自分の地図と見比べて遍路道を確認したいようなので一緒に地図をみる。道を理解したようでサンキューと言って、また大股で歩いていった。

さあ、ラーメンラーメン。汲んできた御神水で干し野菜とラーメンを茹でる。

2016-05-04 11.56.22_御神水で干し野菜を茹でる

2016-05-04 12.02.56_ラーメンを茹でる

2016-05-04 11.56.30_自炊風景

大根葉と舞茸、ごまをトッピングして完成!

2016-05-04 12.08.25_御神水ラーメン



キャンプ場まで歩こうかな
お腹が満たされたのはいいが、暑さで少しだれてきた、、、雨歩きに比べれば全然ましだが、日差しが浴び続けるとだんだんこたえて来る。

安知生の水。このあたりは石鎚山のおかげなのか水が豊富なようだ。

2016-05-04 12.41.54_安知生の水

天然温泉丈上の湯。気になるけど今日はタイミングが悪い。ここで温泉に入ったらもう動けなくなりそう、、

2016-05-04 13.48.23_天然温泉武丈の湯

ローソンで切らしていたウェットティッシュと使い切りパックになっている洗濯洗剤を購入。こういうのは他のコンビニよりローソンが一番安い気がする。

2016-05-04 14.20.26_ローソンでお買い物

タラタラ歩いていたのでなかなか距離が進まない。石鎚神社でお会いしたフォロワーさんからも善根宿の詳しい場所を聞いていたが、距離を稼いでおきたいのと野宿の気楽さを思うと、気持ち的にはキャンプ場のほうがいいかなぁと考えていた。が、こんなんでキャンプ場までたどり着くだろうか?と不安にもなってくる。

西条市から新居浜市に入ったあたりで、前方に自分と同じように大きなバックパックにソーラーバッテリーを装着している人を発見した。ただお遍路さんぽくないし、手に楽器のようなものをバッグに入れて持っていた。信号待ちで追いついたので話しかけてみた。

若者はなんと鹿児島から埼玉まで野宿で歩き旅をしているそうな、、すごい若者だなぁとひとしきり感心。

今日の寝床はキャンプ場を考えていたそうだ。一応この近くに善根宿があることを教える。キャンプ場にはまだ10キロ近くありそうだったが、若者と楽しく会話しながら歩いていたら、なんだか歩けそうな気がしてきた。



宿に導かれる
大通りから少し路地に入ったところで、後ろからさっきの西洋人女性が歩いてきた。やあ!と挨拶を交わす。楽器をもった若者には「あなたは日本人?」と聞いていた。彼女には彼が日本人ぽく見えないらしく「ほんとに?」と驚きながら、また大股でがんがん歩いていき、あっという間にみえなくなる。本当にはやい。

楽器のことをを聞いてみる。沖縄を旅していたときに出会った三線という楽器なのだそうだ。弦が3本しかないので三線。三味線とも似ているが少し違うらしい。

彼も野宿でいろいろ苦労をしてきたそうだ。お遍路文化のない四国以外での野宿について聞いてみるとやはり、四国より難しさがあるようだ。それでもいろんな人に助けられてなんとかなってきたそうだ。旅というものはそういうものなのだろう。


突然道の左側から「Hey!」と声を掛けられた。振り向くと例の外国人女性が、扉のない家の中で、椅子に座ってお茶を飲んでいた。 「あなたたちもちょっと休んでったら」と。

宿のおかみさんらしき女性もいて「休んで行きなさいよ」と優しく声をかけてくださったので、お言葉に甘えることにした。声をかけられなければあやうく気づかずに通り過ぎるところだったが、ここが第二候補の萩生庵という善根宿だった。



善根宿にて
4人でいろいろと歓談。若者は24歳。女性はオーストラリア人のスー、僕とほぼ同世代だった。そしてなんと、おかあさんは御年90歳!ぜんぜんそんな風にみえないので超びっくり!!

2016-05-04 16.56.27_善根宿萩生庵

若者が三線で一曲弾いてくれたのに続いて、おかあさんも一曲。

2016-05-04 16.17.16_三線弾きの若者

2016-05-04 16.22.57_お母さんも一曲


住居スペースにある洗濯機をお借りして洗濯をさせていただき、裏庭に干させていただいた。明日の朝までには乾いているだろう。洗濯機を借りたお礼を言いに行くと、みんなで飲んでとビールを3本、それから夕飯のおかずにタケノコとフキの煮物までいただいてしまった、、、大感謝(人)僕はお遍路中は禁酒していたので、ビールは若者にあげた。

2016-05-04 17.57.18_タケノコとフキの煮物

夕飯はチャーハンを作る。若者も外国人女性も自炊用のバーナーを持っていてそれぞれ飯を作って食べる。

2016-05-04 18.05.19_炒飯と煮物

宿から歩いていける距離に温泉があると聞いたので、3人で行くことにした。

2016-05-04 18.53.11_温泉の場所

意外と距離があってなかなかたどり着かない、山がだんだん近くなってくる。本当に温泉があるのだろうか?と3人共不安になってきた。1人で歩いていたら引き返していたかもしれないが、3人だったので会話しながら30分かけてたどり着いた。新居浜温泉バナス。

2016-05-04 20.07.54_新居浜温泉

550円で露天、サウナ、スチームサウナあり。 思いの外、客も多く混雑した温泉だった。

宿に戻ってすぐに就寝した。

2016-05-04 16.57.03_ベッド



出納帳
・お賽銭(香園寺) 20円
・納経代(香園寺) 300円
・コーヒー(ファミマ) 100円
・お賽銭(宝寿寺) 20円
・納経代(宝寿寺) 300円
・塩ラーメン(マルナカ) 40円
・お賽銭(吉祥寺) 20円
・納経代(吉祥寺) 300円
・ご神水仕立て(石鎚神社) 100円
・お賽銭(前神寺) 20円
・納経代(前神寺) 300円
・トップ(ローソン) 108円
・除菌ウェット(ローソン) 154円
・入浴代(新居浜温泉) 550円

【集計】
宿泊費:0円
風呂:550円
洗濯:0円
食費:240円
日用品:262円
お参り:1280円
合計:2332円



ルート

ルート:552道の駅小松オアシス-620六十一番札所香園寺705-720ファミリーマート西条小松新屋敷店740-749六十二番札所宝寿寺810-825マルナカ氷見店830-840六十三番札所吉祥寺902-954石鎚神社1040-1108六十四番札所前神寺1140-1148前神寺休憩所(昼飯)1242-1410ローソン西条福武太田店1420-1600萩生庵1853-1920新居浜温泉パナス2005-2030萩生庵(泊)
・合計時間:10時間08分
・合計距離:26.88km
・最高点の標高: 114m
・最低点の標高: 1m
・累積標高(上り):219m
・累積標高(下り):282m
44日目GPS(ヤマレコ)



ソライロノート
もう少し距離を稼いでおきたい気持ちもあったが、導かれるようにして善根宿にたどり着いた。

賑やかで楽しい夜だった。そして90歳のおかあさんがすごく優しくってありがたかった。しかもこの宿をおひとりで切り盛りされているそうな。ただ少し前にご家族の方が亡くなったそうで、少し寂しそうな感じがしたのが気がかりだった。いつもなら明日も朝早く出るところだが、明日はおかあさんにちゃんと挨拶してから出発しよう。



45日目に続く。


【ソライロ遍路準備編】
パッキング編
パッキング編2(食材)
自炊計画


【ソライロ遍路紀行愛媛編】
30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ
30日目-2 愛媛最初の札所観自在寺、公園野宿を見逃していただく
31日目-1 激しい雨風の56号線を歩き、ゆらり内海で休憩
31日目-2 密室の遍路小屋で怪しげな先客と二人きり
31日目-3 遍路小屋の夜
32日目 体調不良で急遽宿に泊まる
33日目-1 病み上がりのリハビリ歩き
33日目-2 雨のなか3日ぶりの納経後、道の駅泊
34日目-1 四十二番札所佛木寺から歯長峠越え
34日目-2 四十三番札所明石寺後、遍路小屋で一人焼肉
35日目-1 鳥坂峠を越え、予定外の臥龍の湯に浸かる
35日目-2 野宿の聖地十夜ヶ橋の下で寝る
36日目-1 ありがたいお接待を受けながら内子町へ、小田川沿いの木材動物アートに癒やされる
36日目-2 農祖峠ルートを選び、道の駅小田の郷せせらぎに
37日目-1 雨の農祖峠を越え久万高原町へ
37日目-2 八十八分の四十四番目はどしゃぶりの大宝寺、その後アクシデント発生
38日目-1 恐怖の峠御堂トンネルを抜け、いやしの宿八丁坂さんにザックを預ける
38日目-2 空身でらくらく八丁坂を越え、四十五番札所岩屋寺へ
38日目-3 体調に異変が生じる中、レストパーク明神へ
39日目-1 目覚めの恐怖を乗り越え、四十六番札所浄瑠璃寺で手のモデル!?
39日目-2 お遍路もGWの賑わい!四十七番札所~四十九番札所
39日目-3 GPSトラブルがありつつも、衛門三郎伝説の五十一番札所石手寺へ
39日目-4 道後温泉に入り道後公園に泊まる
40日目-1 朝からトラブルも地元の方に導かれ五十二番札所太山寺、五十三番札所円明寺へ
40日目-2 9日ぶりに海を眺め、文化の森公園に泊まる
41日目-1 松山市を抜け、瓦と石油基地の町菊間へ
41日目-2 五十四番札所延命寺~五十五番札所南光坊、駿河か伊豆かで悩む
42日目-1 五十六番札所泰山寺~五十八番札所仙遊寺、油断して体力消耗
42日目-2 五十九番札所国分寺、明日に備え最後のゆうパック
42日目-3 お遍路おじいさんに再会後、臼井御来迎に泊まる
43日目-1 愛媛のラスボス!?石鎚山中腹の横峰寺に挑む
43日目-2 シャクナゲが華やかな六十番札所横峰寺から雨雲と競争しながら下山
44日目-1 六十一番札所~六十三番札所、石鎚神社で御神水カエル発見!?
44日目-2 六十四番札所前神寺後、導かれるように善根宿へ
45日目 夏のように暑い一日、新居浜市から四国中央市へ
(以下執筆中)


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