※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。
4月20日、お遍路30日目その2。
お遍路30日目は、宿毛のヘンロ小屋を出発し松尾峠を越え県境に到着、ついに第三の地伊予国愛媛に入った。
その1はこちら。
松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ
愛媛最初の札所へ
愛媛初のにゃんことわんこ。

山茶花クラブいっぷく堂とかかれた休憩所があった。せっかくなのでいっぷくしたいところだが、さっき休んだばかりばかりだったので素通り。

へんろ道。



僧都川沿いに出た。観自在寺までこの川沿いを歩いていくようだ。
とよた茶堂という休憩所。中に入り少し休憩する。


近くにあるトイレへの案内があったので使わせていただく。きれいなトイレだった。


堤防沿いの小さな道を歩いて行く。

橋があった。橋の下なら雨もしのげるので野宿適地と言えそうだ。この川沿いを探せばいくらでも野宿場所はありそうだった。

また橋が見えた。この橋を渡ると観自在寺はすぐ目の前だった。

四十番札所観自在寺
愛媛最初の札所、四十番札所観自在寺に着いた。観自在寺仁王門。

自撮り。

本堂。

観自在菩薩像と大師堂。

目が怖い像。

賽聚殿。

お忘れぽっくり地蔵。

観自在寺御朱印。

納経所の横でお遍路用の山谷袋が置いてあったので購入した。今まで山谷袋として使用していた肩掛けカバンはチャックが壊れてしまっていろいろと不便だったのでちょうどよかった。

ここには御朱印帳、経本などの参拝道具、地図、貴重品、行動食などを入れておく。
次の札所は50.2キロ。お寺の境内で地図をながめなら、これからどうしようか考えていたところ地元の参拝客らしき方に声をかけられて飴をいただいた。
今日はどこに泊まるのか聞かれたので「これから野宿場所を探します」とこたえたところ、お寺の通夜堂を勧められた。通夜堂の場所も案内してくださり、中を少しのぞかせていただく。何もないが、雨風が完全にしのげる屋根と壁のある場所というただそれだけでありがたい。今夜は天気が崩れるし、一度くらいは通夜堂に泊まらせていただきたいとも思いあった、、。
ただまだ時間も早いし、このあたりは大きなスーパーもあるものでいつもは買わない食材を買って何か作りたいなぁという煩悩がむくむくと、、、^^;
せっかく教えていただいたが、結局お寺をあとにしてまずは野宿場所を探すことにした。
寝床探し
渡ってきた橋を戻る。この橋の下でもいいだろうが、まだ時間が早いのでもう少し先に進んで他の場所を探してみよう。56号線を少し進んでみると、大きなスーパーやコンビニがある。あとでここまで買い出しにきたい、とするとこの近くで野宿場所をみつけられればベストだなぁ、、と思っていたらすぐ先が公園になっているようだった。敷地内にはテニスコートや管理事務所などもあり、かなり大きな公園のようだった。中に入ってぐるぐると歩いてみると屋根のあるステージのような場所があった。ここなら雨が降っても濡れることは問題なさそうだった。

よし、ザックはここに置いて買い出しに行こう。
さっき通ってきたすぐ近のエーマックスで時間をかけてお買い物。

いつもは買わない生卵を購入!玉ねぎはいつも食べたいとおもっていたが、なかなかバラで売っていなかったので今回初購入。そのた鶏もも、しめじ、醤油、エクレアなど。
公園に戻りテントを張ろうとしていたところ、人がやってきて声をかけられた。なんかまずそうな雰囲気だった、、。
声をかけてこられたのは公園の管理をされている方だった。
この公園は野宿禁止とのこと
がーん。そうだったか、、、。管理事務所があることに気づいたときに、きちんと聞いておけばよかった、、、
橋まで戻るか、それか少しあるくが道の駅も1キロくらいのところにあったはずだ。そこまで行くしかないか・・・
管理の方の話はまだ続いた。
本来なら退去していただくのだが、もう遅い時間でこの先天気が崩れる見込み、一晩だけという条件ならと、、、。ありがたいことに管理の方の慈悲で公園野宿を一晩だけ目をつむっていただいた。感謝以外になかった・・・m(_ _)m。
夕飯
夕飯は買ってきた食材を使い、親子どーん!生卵を使った料理はお遍路初、美味しい!出納帳
・リングドーナツ(ローソン) 108円・あんドーナツ(ローソン) 108円
・日清ラ王味噌(ローソン) 108円
・お賽銭(40観自在寺) 20円
・納経代(40観自在寺) 300円
・お遍路山谷袋(40観自在寺) 3000円
・黒糖入り塩飴(エーマックス) 132円
・鶏もも肉(エーマックス) 321円
・卵6個(エーマックス) 118円
・丸大豆醤油(エーマックス) 162円
・玉ねぎ(エーマックス) 48円
・しめじ(エーマックス) 106円
・エクレア4個(エーマックス) 100円
・チョコブラウニー(エーマックス) 103円
【集計】
宿泊費:0円
風呂:0円
洗濯:0円
食費:1414円
日用品:0円
お参り:3320円
合計:4744円
ルート
・ルート:5:54ヘンロ小屋宿毛-6:10ローソン宿毛中央七丁目店6:17-6:48宿毛貝塚-8:51松尾峠9:05-10:31松尾大師-12:15愛南町上大道の休憩所(昼飯)13:10-13:27いっぷく堂-13:55とよた茶堂14:00-14:52四十番札所観自在寺15:24-15:40南レク御荘公園16:20-16:25エーマックス17:15-17:20南レク御荘公園
・合計時間:11時間24分
・合計距離:26.68km
・最高点の標高: 295m
・最低点の標高: 2m
・累積標高(上り):719m
・累積標高(下り):720m
30日目GPS(ヤマレコ)
ソライロノート
修業の道場と言われた高知が終わり、第三の地、伊予の国愛媛に入った。愛媛の遍路道は山が多いと聞くが、アスファルトの遍路道に悩まされてきただけに、山道は望むところ。と言いたいところなのだが、、、松尾峠ではやくもアップアップになってしまった。山道こそ息が切れないようにゆっくり歩かないと。愛媛最初の野宿場所選びも失敗。今回はお許しいただいたが、遅い時間になってから退去となるとダメージも大きい。管理事務所があったらまずきちんと聞いておくべきだろう。このあたりなら橋の下など人目につかない野宿場所はあったので、こういうのが面倒なら公園は避けたほうがいい。
今回の件から得るべき教訓は、公園野宿は管理者に許可を得るのが基本ということ。まあ本来は公園に限らずなのだが、今まではお遍路さんに寛大な四国の方々に甘えすぎていたかもしれない。
31日目へ続く
【ソライロ遍路準備編】
ルール詳細パッキング編
パッキング編2(食材)
自炊計画
【ソライロ遍路移動編】
0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!54日目 家に帰るまでがお遍路
【ソライロ遍路各県初日】
徳島編:1日目-1 ソライロ遍路スタート!高知編:11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
香川編:46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊
【ソライロ遍路愛媛編】
30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ30日目-2 愛媛最初の札所観自在寺、公園野宿を見逃していただく
31日目-1 激しい雨風の56号線を歩き、ゆらり内海で休憩
31日目-2 密室の遍路小屋で怪しげな先客と二人きり
31日目-3 遍路小屋の夜
32日目 体調不良で急遽宿に泊まる
33日目-1 病み上がりのリハビリ歩き
33日目-2 雨のなか3日ぶりの納経後、道の駅泊
34日目-1 四十二番札所佛木寺から歯長峠越え
34日目-2 四十三番札所明石寺後、遍路小屋で一人焼肉
35日目-1 鳥坂峠を越え、予定外の臥龍の湯に浸かる
35日目-2 野宿の聖地十夜ヶ橋の下で寝る
36日目-1 ありがたいお接待を受けながら内子町へ、小田川沿いの木材動物アートに癒やされる
36日目-2 農祖峠ルートを選び、道の駅小田の郷せせらぎに
37日目-1 雨の農祖峠を越え久万高原町へ
37日目-2 八十八分の四十四番目はどしゃぶりの大宝寺、その後アクシデント発生
38日目-1 恐怖の峠御堂トンネルを抜け、いやしの宿八丁坂さんにザックを預ける
38日目-2 空身でらくらく八丁坂を越え、四十五番札所岩屋寺へ
38日目-3 体調に異変が生じる中、レストパーク明神へ
39日目-1 目覚めの恐怖を乗り越え、四十六番札所浄瑠璃寺で手のモデル!?
39日目-2 お遍路もGWの賑わい!四十七番札所~四十八番札所
39日目-3 GPSトラブルがありつつも、衛門三郎伝説の五十一番札所石手寺へ
39日目-4 道後温泉に入り道後公園に泊まる
40日目-1 朝からトラブルも地元の方に導かれ五十二番札所太山寺、五十三番札所円明寺へ
40日目-2 9日ぶりに海を眺め、文化の森公園に泊まる
41日目-1 松山市を抜け、瓦と石油基地の町菊間へ
41日目-2 五十四番札所延命寺~五十五番札所南光坊、駿河か伊豆かで悩む
42日目-1 五十六番札所泰山寺~五十八番札所仙遊寺、油断して体力消耗
42日目-2 五十九番札所国分寺、明日に備え最後のゆうパック
42日目-3 お遍路おじいさんに再会後、臼井御来迎に泊まる
43日目-1 愛媛のラスボス!?石鎚山中腹の横峰寺に挑む
43日目-2 シャクナゲが華やかな六十番札所横峰寺から雨雲と競争しながら下山
44日目-1 六十一番札所~六十三番札所、石鎚神社で御神水カエル発見!?
44日目-2 六十四番札所前神寺後、導かれるように善根宿へ
45日目 夏のように暑い一日、新居浜市から四国中央市へ
46日目-1 愛媛最後の札所、六十五番札所三角寺へ