
もくじ
(1)ズッキーニの基本情報
名前:ズッキーニ/つるなしかぼちゃ原産地:北アメリカやメキシコ
保存適温:10-20度
科:ウリ科
旬:6-8月
主な栄養成分:βカロテン、ビタミンC、カリウム、亜鉛、食物繊維。βカロテンが豊富なので体の免疫力を高め皮膚や粘膜を保護し、風邪予防や美肌にも効果的。ビタミンB1,2,6も含まれるため代謝をよくします。
見た目はきゅうりに似ているが、ペポカボチャの仲間。かぼちゃのように蔓は伸びない。かぼちゃは完熟した実を食べるが、ズッキーニは未熟な実を食べる。
【ズッキーニの代表的な品種】
・ダイナー:濃緑色の円筒型ズッキーニ・グリーントスカ:濃緑色の円筒型ズッキーニ
・ブラックトスカ:黒緑色の円筒型ズッキーニ
・ゴールドトスカ:濃黄色の円筒型ズッキーニ
・オーラム:濃黄色の円筒型ズッキーニ。ダイナーの姉妹種。
・ロマネスコ:縞模様のようなヒダ状の隆起のあるズッキーニ
・パリーノ・ネロ:濃緑色の丸ズッキーニ
・ゴールディ:黄金色のたまご型ズッキーニ
ほかにもUFO型やトロンボーン型などさまざまな形の品種がある。
【いいズッキーニの選び方】

①ヘタの切り口ががみずみずしいものが新鮮

②均一に膨らみがあり、太すぎず、大きすぎず、重みがある。
※大きく育ちすぎたものは味が落ちる
③表面に傷がなく、皮にハリとツヤがあってなめらかなものがよい。
④鮮度が悪いとおしりから枯れてくるので、おしりの辺りの皮にハリとツヤがある。
【ズッキーニの保存方法】
水分が抜けると味が落ちるので乾燥させないように注意する。<常温:丸ごと:3-4日>
・夏以外は常温保存も可。新聞紙で包み、風通しのよい冷暗所で保存。<冷蔵:野菜室:丸ごと:2週間>
・新聞紙またはキッチンペーパーに包んでから保冷袋(またはポリ袋)に入れ野菜室。冷やしすぎるのは良くないので冷蔵庫ではなく野菜室へ。花ズッキーニの場合も同様ですが保存期間は1-2日くらい。<冷凍:カット:1ヶ月>
・調理方法に応じてカットし、生のまま保冷袋に重ならないように並べて冷凍。・調理方法に応じてカットし、軽く茹でてから水気を切り、保冷袋に重ならないように並べて冷凍。茹でる代わりに軽く炒めてもよい。
どちらも使用するときは、冷凍のまま火を入れて調理する。
<乾燥:カット:1ヶ月>
・輪切りにしてザルに並べて3日天日干しにする(途中で裏返す)。天日干し後は、保冷袋等に入れて常温または冷蔵で1ヶ月、冷凍してもよい。使用する際は、水またはお湯で戻してから火を入れて調理する。(2)ズッキーニ料理とレシピ
ズッキーニ料理のポイント
・油と相性がよく、油と一緒に摂取するとカロテンの吸収率も上がる。・生で食べるならきゅうりと同じ食べ方が合います。
・火を入れるならナスと同じ食べ方が合います。
世界のズッキーニ料理

・ラタトゥイユ(フランス):夏野菜の煮込み料理。
・ブリアム(ギリシャ):野菜をオーブンで焼いたもの。
・花ズッキーニのフリット(イタリア):花ズッキーニ(花のついた未熟なズッキーニ)の天ぷら。
・トルタ・ヴェルデ(イタリア):ズッキーニのパイ料理。
・ズッキーニ・スライス(オーストラリア):ズッキーニのケーキ、ケークサレに近い。
・フライドズッキーニ(アメリカ):ズッキーニの揚げ物。
・ズッキーニのフリッタータ(イタリア):ズッキーニの卵料理、生地なしキッシュに近い。
・ホバクジョン(韓国):ズッキーニに小麦粉をまぶして焼いたもの。
・ズッキーニのクーゲル(イスラエル):ズッキーニのオムレツ。
ズッキーニの定番料理
・ズッキーニとパルミジャーノのサラダ・ズッキーニのごま和え
・ズッキーニの即席中華漬け
・花ズッキーニのフリット
・ズッキーニのクーゲル
・ズッキーニのパスタ
・ズッキーニ入りパニーニ
(3)ズッキーニ栽培の記録
2019年5月:(1)定植から初めての収穫まで2019年6月:(2)受粉順調、収穫真っ盛り!
2019年7月:(3)突然の異変!そして終焉へ
参考文献
・「からだにおいしい 野菜の便利帳」(板木 利隆著、高橋書店)・「からだにおいしい フルーツの便利帳」(三輪 正幸著、高橋書店)
・「食品の保存テク便利帳」(村田 容常著、Gakken)
・「ひと目でわかる!食品保存事典」(島本 美由紀著、講談社)
・「野菜保存のアイデア帖(島本美由紀著、パイインターナショナル)
・「ひと目でわかる!冷蔵庫で保存・作りおき事典」(島本 美由紀著、講談社)
・「食品保存節約マニュアル」(講談社)
・「もっとおいしくながーく安心 食品の保存テク」(徳江千代子著、朝日新聞出版)
・「おいしさ長持ち!食品保存の便利BOOK」(食のスタジオ編、西東社)
・「農家が教える野菜の収穫・保存・料理」(西東社)
・「農家が教える加工・保存・貯蔵の知恵」(農文協)
・「旬の野菜手帖」(枻出版社)
・「収穫野菜の保存テク&レシピ」(五十嵐透、いがらしかな、ナツメ社)
・「野菜まるごと事典」(猪俣慶子、成美堂出版)
・「野菜まるごと大図鑑」(主婦の友社)
・「いちばん体に効く野菜の教科書」(本橋登、主婦の友社)
・「食材目利き手帖」(脇坂真吏、辰巳出版)
・「世界のじゃがいも料理」(誠文堂新光社)