【ピーマンの基本情報】
名前:ピーマン/西洋唐辛子/甘唐辛子原産地:中央、南アメリカの熱帯地方
保存適温:10度
科:ナス科
旬:6-9月
主な栄養成分:抗酸化作用成分のβカロテン、ビタミンE、ビタミンCが揃い、中でもビタミンCの含有量はトマトの4倍。ビタミンCは加熱により壊れてしまいやすいが、ピーマンは肉厚なのでビタミンCが壊れにくいと言われる。またカリウム、食物繊維も豊富に含んでおり風や夏バテ防止、免疫力向上も。苦味成分のピラジンには血流改善効果。
ピーマンはトウガラシの仲間。緑色のピーマンは未熟なうちに収穫したもの、熟してくると赤くなりますが、赤くなると苦味が薄れて甘みが増します。
【ピーマンの代表的な品種】
・ニューエース・京波
・京ひかり
・京みどり
・京ゆたか
・平安栄光
・京鈴
・ピー太郎:肉厚で苦味が少なく甘みがある。子供に人気で「こどもピーマン」とも言われる。細長いロケット形状の形。
【いいピーマンの選び方】

①皮にツヤとハリがあり、みずみずしい。色むらがなく色鮮やかである。
※皮にシワがあるものは鮮度が落ちている。
②肉厚で弾力があり、ふっくらしているもの。
③筒型で重みがあり、肩が盛り上がっているもの。
④ヘタの切り口がみずみずしく、ヘタが変色していない。
左のヘタは青々としているが、右のヘタは変色して傷みだしている。

【ピーマンの保存方法】
ピーマンは水気がついていると、そこから傷みやすくなるので、洗ってからしっかり水気を拭いておくこと。<常温:丸ごと:1週間>
・洗ってからよく水気を拭き取り、新聞紙で包み、風通しのよい冷暗所で保存。
<冷蔵:野菜室:丸ごと:2週間>
・洗ってからよく水気を拭き取り、新聞(またはキッチンペーパー)に包み、保冷袋(またはポリ袋)に入れて野菜室へ。保冷袋の口は密閉せずに開けておき、通気性をよくしておく。
<冷蔵:野菜室:カット:3-5日>
・ヘタと種は傷みやすいのできれいに取り除き、ラップにぴっちり包み野菜室へ。細かくカットしたものは、濡れキッチンペーパーをしいた保存容器に入れて野菜室へ。<冷凍:1ヶ月>
・洗ってからよく水気を拭き取り、調理方法に応じてカットし、生のままなるべく平たくなるように並べて保冷袋に入れ、空気を抜いて冷凍。使用するときは凍ったまま調理する。
<乾燥:カット:1ヶ月>
・洗ってからよく水気を拭き取り、調理方法に応じてカットし、切り口を上にして2-3日天日干しにする。干しすぎると水分が抜けすぎて糸みたいに細くなったり小さくなってしまうので注意。
【世界のピーマン料理】
・青椒肉絲(中国)・ビベル・ドルマス(トルコ):トルコのピーマンの肉詰め
・ピペラード(フランス):ピーマン入り野菜煮込み
・ミシュマシュ(ブルガリア):ピーマン入りスクランブルエッグ
ピーマンの保存食
・ピーマン味噌・佃煮
・ピクルス
など
【ピーマンのレシピ】
ピーマン料理のポイント
・サラダやマリネなど、生で食べられます。・油で調理すると匂いや苦味がやわらぎ、ビタミンCは壊れにくくβカロテンの吸収率があがります。
【ピーマン栽培の記録】
2019年4月後半:定植参考文献
・「からだにおいしい 野菜の便利帳」(板木 利隆著、高橋書店)・「からだにおいしい フルーツの便利帳」(三輪 正幸著、高橋書店)
・「食品の保存テク便利帳」(村田 容常著、Gakken)
・「ひと目でわかる!食品保存事典」(島本 美由紀著、講談社)
・「野菜保存のアイデア帖(島本美由紀著、パイインターナショナル)
・「ひと目でわかる!冷蔵庫で保存・作りおき事典」(島本 美由紀著、講談社)
・「食品保存節約マニュアル」(講談社)
・「もっとおいしくながーく安心 食品の保存テク」(徳江千代子著、朝日新聞出版)
・「おいしさ長持ち!食品保存の便利BOOK」(食のスタジオ編、西東社)
・「農家が教える野菜の収穫・保存・料理」(西東社)
・「農家が教える加工・保存・貯蔵の知恵」(農文協)
・「旬の野菜手帖」(枻出版社)
・「収穫野菜の保存テク&レシピ」(五十嵐透、いがらしかな、ナツメ社)
・「野菜まるごと事典」(猪俣慶子、成美堂出版)
・「野菜まるごと大図鑑」(主婦の友社)
・「いちばん体に効く野菜の教科書」(本橋登、主婦の友社)
・「食材目利き手帖」(脇坂真吏、辰巳出版)
・「世界のじゃがいも料理」(誠文堂新光社)