【バジルの基本情報】
名前:バジル/バジリコ原産地:熱帯アジアやインド
保存適温:度
科:紫蘇科
旬:7-8月
主な栄養成分:βカロテン、ビタミンE、カルシウムなどを含んでいる。香り成分のリナロールには食欲増進やリラックス効果、集中力を高める作用、抗菌作用がある。
爽やかで甘みのある独特の香りをもつバジル。トマトやチーズなどと相性がよく、さまざまな料理に使われます。また薬効も多く、古代ギリシャでは「王様の薬草」と呼ばれた。葉が柔らかく傷みやすい、また寒さにも弱い。
【バジルの代表的な品種】
・スイートバジル:最もポピュラーな品種、バジルと言ったら通常はこの「スイートバジル」を指すことが多い。・ホーリーバジル(トゥルシー):アーユルヴェーダで使われる薬用植物やハーブティの材料、タイ料理のガパオライスで使われるバジルとしても有名。
・紫バジル:ダークオパールバジルやパープルラッフルバジルなどの紫種
【いいバジルの選び方】

①緑が鮮やかである
②葉がみずみずしい
③葉先までハリがある
【バジルの洗い方】
バジルは洗い方が難しい。水に浸けすぎると水を吸いすぎてしまい、せっかくの青々とした新鮮なバジルが黒ずんでしまう。また水に浸けたバジルの水気をしっかりふきとらないと、黒ずむ原因となってしまう。ポイントを2つ上げておきます。
1. 茎がついたまま洗う。
茎がついたままのほうが汚れが落ちやすく、まだ水気を切りやすいです。畑のバジルが雨に濡れたあと、水が乾く様子を想像してみましょう。風が吹くと葉が揺れ、水が滴り落ちていきます。同じような状況を作ってあげると水気が乾きやすいです。手で茎を持って揺らしたり、茎を瓶などに立てて風に当ててやると、水気が飛びやすいです。キッチンペーパーで水分を取る際は、葉を傷めないようにやさしく拭き取ります。
2.水に浸す時間を、できるだけ短くする。
しっかりと洗おうとすると、どうしても水に長く浸けてしまいがちです。しかしバジルの葉はとてもデリケートなので水分を吸いすぎると、傷みやすくすぐに黒ずんでしまいます。そこで、バジルを洗う際はできるだけ水に浸す時間を短くしましょう。
洗わずに濡らしたキッチンペーパーで拭くのも1つの方法です。ただし、汚れがひどい場合は拭くだけでは不十分かもしれません。
その場合は、水にさっとくぐらせたり、短い時間だけ茎を揺らしてゆらゆらさせるといいと思います。
【バジルの保存方法】
<常温保存:茎ごと:1週間>
・コップに水を入れて差し根本を水に浸けておく。水は毎日換える。<冷蔵保存:野菜室:葉のみ:1週間~10日>
・洗って水気を切った葉をキッチンペーパーで包み、保冷袋に入れて野菜室へ。または濡らしたキッチンペーパーをタッパーなどの保存容器にしき、バルジの葉を入れて蓋をし野菜室へ。<冷凍保存:葉のみ:1ヶ月>
・洗って水気を切った葉を保冷袋に入れてそのまま冷凍する。ラップで小分けにして保冷袋にに入れても良い。→ 使用する際は、凍ったまま使う。
<乾燥保存:葉のみ:半年~1年>
・洗って水気を切った葉をザルや干し網などに並べ、2-3日天日干しにする。または電子レンジで1-2分ずつ様子を見ながら乾燥させてもよい。しっかりと乾燥したら乾燥剤と一緒に保存瓶へ。手でつかむとボロボロと細かく砕ける。使う際に手で砕くのが面倒な場合は、あらかじめ細かくしてから保存してもよい。→ 乾燥させたものは香りが強いので、使用する量を加減する。
【世界のバジル料理】

・インサラータ・カプレーゼ(イタリア):トマト、モッツァレッラ、バジルを使ったカプリ島のサラダ。
・ガパオライス(タイ):ひき肉と野菜にバジルを加えて炒めタイの炒飯。
・ジェノベーゼ(イタリア):バジル、にんにく、松の実をペースト状にしてオリーブオイルをあわせたソース、またはパスタに和えたもの。
・ピストゥ(フランス):バジルをペースト状にしてオリーブオイルをあわせたソース。ジェノベーゼとの違いは松の実が入っていない点。
・マルゲリータ(イタリア):トマトソースの上に、モッツァレラチーズとバジルの葉を載せたナポリのピッツァ。
【バジルの保存食】
・ドライバジル:バジルの葉を乾燥させたもの。・バジルペースト/ジェノベーゼソース:バジル、にんにく、松の実をペースト状に撹拌しオリーブオイルに漬けたもの。バジルペーストを冷凍することも可能。
・塩バジル/バジルの塩漬け:バジルを塩に漬けたもの。
・バジルオイル:バジルの葉をそのままオリーブオイルに漬けたもの。
【バジルのレシピ】
バジルを調理する際のポイント
・独特の香りは熱で飛びやすいので、料理の仕上げに加えるようにしましょう。・バジルペーストを使ったレシピ
リングイネのペスト・ジェノベーゼのレシピ
【山パスタ】マヨベーゼの冷製パスタのレシピ
ジェノベーゼ炒飯
ベーコンとトマトのジェノベーゼ和え
大根のベーコン巻きバジルソース和え
【バジルの栽培記録】
未定稿参考文献
・「からだにおいしい 野菜の便利帳」(板木 利隆著、高橋書店)・「からだにおいしい フルーツの便利帳」(三輪 正幸著、高橋書店)
・「食品の保存テク便利帳」(村田 容常著、Gakken)
・「ひと目でわかる!食品保存事典」(島本 美由紀著、講談社)
・「野菜保存のアイデア帖(島本美由紀著、パイインターナショナル)
・「ひと目でわかる!冷蔵庫で保存・作りおき事典」(島本 美由紀著、講談社)
・「食品保存節約マニュアル」(講談社)
・「もっとおいしくながーく安心 食品の保存テク」(徳江千代子著、朝日新聞出版)
・「おいしさ長持ち!食品保存の便利BOOK」(食のスタジオ編、西東社)
・「農家が教える野菜の収穫・保存・料理」(西東社)
・「農家が教える加工・保存・貯蔵の知恵」(農文協)
・「旬の野菜手帖」(枻出版社)
・「収穫野菜の保存テク&レシピ」(五十嵐透、いがらしかな、ナツメ社)
・「野菜まるごと事典」(猪俣慶子、成美堂出版)
・「野菜まるごと大図鑑」(主婦の友社)
・「いちばん体に効く野菜の教科書」(本橋登、主婦の友社)
・「食材目利き手帖」(脇坂真吏、辰巳出版)
・「世界のじゃがいも料理」(誠文堂新光社)