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【ソライロ遍路紀行12日目-2】フラフラになりながら室戸岬にたどり着く

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※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。

4月2日、お遍路12日目その2。

お遍路12日目、この日はなぜか体に力が入らず、なかなか足が前に進まなかった。カロリーが足りてないんじゃないかと思い、持ってる行動力をがんがん食べた。コーラも2本飲んだ。それでも力が出ず、歩くのに苦労していた。

12日目その1はこちら。
二十三番札所から三日目、食べても食べても力が入らず



シレストむろと
足が踏ん張れないので金剛杖に頼りながら足を引きずるように歩く。なんとか今日中に室戸岬にたどり着きたいという一心で、足を前にすすめていたが、人が見たら怪我をしてると思われそうな歩き方だっただろう。


今日はtwitterのフォロワーさんからお風呂情報をいただいていた。室戸岬の手前1,2キロのところに「シレストむろと」という入浴施設(温泉ではない)があるらしいので、そこを目指して歩いた。

16:30過ぎに到着。

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温泉のように体の疲れが溶けていくような気持ちよさはなかったが、体を洗えて湯船につかれるだけでありがたかった。

体重計にのってみる。今日はものすごくたくさん食べた。麦混ぜご飯1合、インスタントラーメン1袋、キットカット棒、SOYJOY、甘納豆小2袋、ブラックサンダー2個、フィンガーチョコ1袋、プチうす焼き1袋、うめトラ兄弟1袋、飴10個くらい、コーラ350缶2本。こんなに食べたので体重は増えてるんじゃいかと思ったら、、3日前は57.9キロだったが56.2キロになっていた。やっぱりカロリーが足りてなくて力が出なかったのだろうか、、、?

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お風呂に入ったことで疲れがどっと出て気だるさを感じる。このまま布団に入って寝れたらなんと幸せだろう、、。だが今日はまだやらなければならないことがあった。

早いところ岬まで行き、寝床を確保しよう。



寝床探し
シレストむろとから、室戸岬まではまだ少し距離があった。野宿できそうな場所がないかきょろきょろしながら歩くがいい場所はなかなか見つからなかった。

18:00過ぎ、やっとの思いで室戸岬にたどり着く。早い時間なら海岸線まで行って岬の先端に立ってみたかったが、もう暗くなりはじめていたし、雲行きも怪しい。何よりも疲れ果てていたたので、一刻も早くテントの中で落ち着きたかった。

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今日の寝床についての有力情報は入手していなかったが、1つ考えがあった。

これまでの少ない経験から、山にあるお寺は登り道の途中や門前近くに休憩所があったりして、お寺の周辺で野宿場所がみつけられるだろうという確信(に近いもの)があった。これが町中のお寺だとそうはいかない。

二十四番札所の最御崎寺(ほつみさきじ)は、少し山を登ったところにある。今までいくつか山の中にある寺があったが、その登り途中にはたいがい休憩場所、東屋があった。もしそういう場所がなくても山の中なら平らなスペースさえあればテントは張れる。なんとかなるだろうと。


岬の近くに「御厨人窟」という洞窟があった。若かりし空海が修行した洞窟らしいが今はゆっくり見る余裕がない。

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最御崎寺の登り口の近くに慰霊碑のようなものがあり、スペースもあった。ここにもテントを張れそうだったが、雨が心配だ。できればテントを濡らして重くすることは避けたいが、他にみつけられなかったらここに戻ってこよう。とりあえず寺近くまで登ってみよう。

平らなスペースはまったくない急登の山道だった。途中にテントを張るのはまず無理た。きっと休憩場所があるはずだと、息を切らしながら歩く。ちょうど100Mくらい標高が上がったところに東屋があった。予想的中に思わずガッツポーズ。これで今夜の寝床が決まった。

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屋根の下にテントが張れるスペースあり。

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ちょうど雨がパラパラと降ってきた。ぎりぎりセーフだ。すぐに雨が激しくなる。屋根の下でよかった。テントがあるとはいえできればテントは濡らしたくない。

テントを張って中に入りファスナーを閉めようとすると、やはりもうまく閉まらない。何度も上下させてやることでなんとか閉めることができたが10分くらい格闘した。毎日こんなことをやらなければならないのだろうか、、ストレスになりそうだ。全く余計なことをしてしまったが、後悔先に立たず。なんとかこれでしのいでいくしかない。



夕飯
夕飯は干し野菜麦カレーにした。行動食を食べすぎたせいか少し胃が重たかったが、カレーなら食べれた。

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出納帳
コーラ(自販機):130円
フィンガーチョコレート:108円
プチうす塩ミックス:95円
ブラックサンダー(2個):66円
コーラ(自販機):130円
シレストむろと(入浴):360円

【集計】
宿泊費:0円
風呂:360円
洗濯:0円
食費:529円
日用品:0円
お参り:0円

合計:889円



ルート

・ルート:5:55国道55号線沿い[高知県東洋町]-9:35スーパーフェニックス-9:52大師堂-12:28夫婦岩-16:39シレストむろと17:44-18:46東屋[室戸市室戸岬町](泊)
・合計時間: 13時間7分
・合計距離: 33.58km
・最高点の標高: 137m
・最低点の標高: 1m
・累積標高(上り):763m
・累積標高(下り):690m
12日目GPS(ヤマレコ)



ソライロノート
朝から体に力が入らず苦労した1日だった。力が入らないのは体調が悪いとかではなくカロリーが足りてないじゃないかと思って、持ってる行動食を全部食べきった。食べすぎてちょっと気持ち悪くなるくらい食べた。最初のコーラだけは効果があったが、それ以降はほとんど効果なし。それでもなんとか今日中に室戸岬にという思いで、最後は杖を頼りにフラフラになりながら歩いた。

3日間、お店もろくにない、人もあまり住んでいない場所をただひたすら歩く室戸岬への遍路道は、孤独で厳しい戦いだった。1日雨が降ったことで更に難易度があがった。もし昨日宿に泊まっていればここまで苦しまなかったかもしれないが、苦労した分それを乗り切ったことで自信も生まれる。

最御崎寺はもうすぐそば。明日は4日ぶりに納経できる。

このお遍路旅が前に進んでいることに安心して眠りについた。



13日目へ続く


【ソライロ遍路準備編】
パッキング編
パッキング編2(食材)
自炊計画


【ソライロ遍路紀行高知編】
11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
11日目-2 魔の55号線で大きな痛手
12日目-1 二十三番札所から三日目、食べても食べても力が入らず
12日目-2 フラフラになりながら室戸岬にたどり着く
13日目-1 高知初の札所に到達しyoutube仲間の陣中見舞い
13日目-2 道具と食材と体と心を整える
14日目-1 雨の中、二十六番札所金剛頂寺へ
14日目-2 田野町の温泉に入り、二十三士公園に野宿
15日目-1 真っ縦を登り二十七番札所神峯寺へ
15日目-2 真っ縦の登り返し後、温泉に入れず公園野宿
16日目-1 長く苦しかった国道55号線が終わる
16日目-2 少年の導き
17日目-1 雨の遍路みちを歩き、二十九番札所国分寺へ
17日目-2 三十番札所善楽寺から打ち戻り、一宮墓地公園へ
18日目-1 三十一番札所竹林寺~三十二番札所禅師峰寺
18日目-2 車救出後、種崎千松公園へ
19日目-1 浦戸大橋の一番高い所からの風景を眺め、三十三番札所雪蹊寺~三十四番札所清龍寺へ
19日目-2 三十五番札所清瀧寺後、窪地休憩所にて野宿
20日目-1 三十六番札所青龍寺
20日目-2 龍温泉に入り、ゆる~い一日に
21日目 浦ノ内湾の北岸を歩き、土佐市から須崎市へ
22日目-1 焼坂峠を越え中土佐町へ
22日目-2 添蚯蚓遍路道を歩き四万十町へ
23日目-1 三十七番札所岩本寺から水車亭でスイーツ休憩
23日目-2 猿田彦神社に寄り道し、土佐佐賀温泉こぶしのさとへ
24日目-1 熊井隧道を抜け、再び高知の美しい海へ。
24日目-2 ベテランお遍路に叱られ凹みつつ、ゴルフ場に泊まる
25日目-1 四万十ブルーに見惚れ、10年後に思いを馳せる
25日目-2 下ノ加江海岸で初めての砂浜野宿
25日目-3 その夜
26日目-1 足摺岬へ向かう途中、以布利港でジンベイザメに出会った
26日目-2 四国最南端足摺岬へ
27日目-1 足摺半島をぐるっと周り、中浜万次郎生家に寄り道
27日目-2 足摺半島西岸を歩き、バス待合所で野宿
28日目-1 食料計画が崩れる
28日目-2 雨の月山詣でと命の梅干し
29日目-1 宿毛の遍路小屋であやしげな老人に出会う
29日目-2 デポ作戦を決行し、高知最後の札所へ
(以下執筆中)

【ソライロ遍路全記事一覧】
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