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【ソライロ遍路紀行7日目-1】遍路ころがし鶴林寺越え

2016-03-28 11.20.49_桜と大竜寺山

※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。

3月28日、お遍路7日目。
7日目の朝は5時起き。冷え込んで寒い夜だったが、毛布のおかげでぬくぬくと眠れた。初めての道の駅泊はやはり人の出入りが結構あり少し気になったが、眠ってしまえばどこだろうとあまり関係ないかもしれない。

すっきりと疲れがとれたとまではいかないが、まずまず眠れた。

6日目はこちら。
1 十八番札所恩山寺~十九番札所立江寺
2 心身ともに疲労困憊

朝飯&出発

朝飯は昨日の残りのカレー麦飯。写真は撮り忘れてしまった。

遍路小屋に毛布を返す。人は誰も居ない。

2016-03-28 06.46.19_ヘンロ小屋

テントを張ったのは道の駅の奥のひと目につかない場所。こんな場でも明るくなってくると駐車場から見え「なんだこいつ?」と思われかねないのでさっさと撤収に限る。

2016-03-28 05.55.44_寝床

パッキング完了!

2016-03-28 06.41.17_パッキング完了

道の駅、お世話になりました。

2016-03-28 06.46.29_道の駅

今日は山の上にある二十番札所鶴林寺を目指す。アスファルト歩きではなく山登りになると思うわれ、その分気持ちは楽だ。疲れが溜まっているので無理せず早めに切り上げて寝床を確保したい。

二十番札所鶴林寺への遍路道

7日目、天気はいいが風が冷たい。

川沿いの桜並木、満開になったら綺麗だろうなっぁ

2016-03-28 07.01.19-1_川沿いの桜

遍路道を歩いていると道路沿いに遍路宿らしき旅館がある。旅館の前にお遍路さんがいて出発の準備をしている。「おはようございます」と挨拶すると、昨日善根宿を教えていただいた方だった。

初日にお見かけした歩きお遍路さんともすれ違う。6日ぶりだったがお互いなんとなく覚えていた。挨拶を交わす程度がが一人で歩く遍路道で知っている顔をみかけるとなんだか心強くうれしいものだ。

鶴林寺への遍路道。ここから鶴林寺への3.1キロも「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と言われる遍路ころがしに数えられる。

2016-03-28 07.13.48_鶴林寺への遍路道

道は登り坂になってきた。息があがらないようにゆっくり歩き、少し登ったところから見下ろしてみる。

2016-03-28 07.18.21_遍路道からの景色

お花畑の中にかやぶきの遍路小屋があった。昔話に出てきそうな雰囲気だ。

2016-03-28 07.22.48_かやぶき遍路小屋

トイレもあるようで、泊まるのにもよさ気だ。

内側はこんな感じ。

2016-03-28 07.23.42_遍路小屋内

少しだけ休憩して出発。

へんろ石。

2016-03-28 07.27.09_鶴林寺への遍路道

山っぽくなってきた。

2016-03-28 07.43.49_鶴林寺への遍路道

結構な傾斜の上り坂が続く。他のお遍路さんたちも息切れ切れで歩いている。小股でジグザクしながら歩いてる方は息も切らさずサクサク歩いていた。山屋っぽい感じの人だった。

ベンチがあったのでまた休憩。休憩ポイントがあるとつい腰を降ろして休んでしまう。

2016-03-28 07.46.41_ベンチにて休憩

登り道はまだまだ続く。山道といってもコンクリート道多い。土の道が恋しい。

2016-03-28 07.55.45_鶴林寺への遍路道

水呑大師。

2016-03-28 07.58.10_水呑大師

ようやく遍路道に土が見えてきた。

2016-03-28 08.04.17_鶴林寺への遍路道

景色もない樹林帯の中で階段状の登りが延々と続く。

2016-03-28 08.06.21_鶴林寺への遍路道

ようやく景色が開けているところに。

2016-03-28 08.42.09_遍路道から見える太龍寺方面

案内板をみると、鶴林寺の後の遍路道がよーく分かる。

2016-03-28 08.46.29_遍路道から見える大龍寺への遍路道

一度下って川まで下りてから橋を渡り、その後大龍寺のある山まで登るわけだ。普通は鶴林寺、太龍寺の遍路ころがしを越え平等寺まで一気に歩くお遍路さんが多いそうだが、この景色をみてしまうと今日あそこまで行くのは到底ムリな気が、、、早くも心が折れかける、、。

太龍寺のことを考えるのはまだ早い、まずは鶴林寺だ。

15分くらい歩くとなにやら工事をしていた。

2016-03-28 09.05.44_鶴林寺のトイレ

トイレの改修工事をしているようだった。

二十番札所鶴林寺

9:07、二十番札所鶴林寺に到着。

2016-03-28 09.07.46_鶴林寺山門

自撮り。スマホ用の広角レンズを用意しておけば良かった。

2016-03-28 09.08.26_鶴林寺自撮り

六角堂。

2016-03-28 09.09.05_鶴林寺六角堂

水子地蔵尊。

2016-03-28 09.10.06_鶴林寺水子地蔵尊

不動明王像。

2016-03-28 09.12.17_鶴林寺不動明王

本堂への階段。

2016-03-28 09.14.38_鶴林寺本堂への階段

本堂。

2016-03-28 09.15.41_鶴林寺本堂

鶴の像。

2016-03-28 09.16.03_鶴林寺鶴の像左
2016-03-28 09.17.01_鶴林寺鶴の像右

三重塔。

2016-03-28 09.20.42_鶴林寺三重塔

大師堂。

2016-03-28 09.25.43_鶴林寺大師堂

御朱印。真ん中は地蔵大師と読める。

2016-03-28 09.31.54_鶴林寺御朱印

鶴林寺から下る

次の札所太龍寺までは6.7キロ。さっき山の上から見たように一度川まで下りてから、もう一山登ることになる。果たして足が持つだろうか、、。

山道をガンガン下りたいところだが、案の定とたんに足が痛くなる。横向きになりながら足への衝撃が軽くなるようゆっくりゆっくりと歩く。

2016-03-28 10.42.32_鶴林寺から下る

だいぶ下りてきたところにコンクリートの急な階段。荷物がなければ楽々歩けるだろうこの階段が、痛くて苦しい。

2016-03-28 11.04.44_階段

欧米人のお遍路さんもこの階段のところで苦しんでいた。疲労で足に力が入らず、ふらふら歩いていると転びそうになる。こんなところで転んだら怪我をしかねない。金剛杖に頼りながらそおっとそおっと歩く。

なんとか階段地獄を抜け、休憩所にたどり着いた。わずか2キロ弱おりてくるのに1時間半もかかってしまった。下りは本当にきつい。

2016-03-28 11.09.38_東屋

平等寺そばの山茶花の宿の看板。

2016-03-28 11.17.10_山茶花の宿看板

今のところ泊まる予定はないが何かあったら泊まるかもしれないので電話番号をメモしておく。

開けたところに出ると太龍寺山が見えてきた。今日あの山に登れるのだろうか、、、

2016-03-28 11.20.08_大竜寺山

桜と太龍寺山が綺麗だ。

2016-03-28 11.20.49_桜と大竜寺山

休校になっているという小学校に到着。

2016-03-28 11.23.04_大井小学校

ここはトイレを利用させていただけるだけでなく、宿泊もしていいらしい。といっても校舎の中には入れない。グランドなどにテントを張っていいということなのだろう。

2016-03-28 11.43.41_大井小学校グランド
2016-03-28 11.44.11_大井小学校校舎

学校に泊まるのも悪くないなぁ、、、

時間は12時前、一日の行動を終えるにはさすがにまだまだ早いだろうという気持ちが勝ち、トイレだけ利用させていただき学校を出た。

7日目その2に続く。

ソライロノート

【ソライロ遍路準備編】

ルール詳細
パッキング編
パッキング編2(食材)
自炊計画

【ソライロ遍路移動編】

0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路

【ソライロ遍路各県初日】

高知編:11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
愛媛編:30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ
香川編:46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊

【ソライロ遍路徳島編】

1日目-1 ソライロ遍路スタート!
1日目-2 お遍路の洗礼と逆打ち先輩との出会い
2日目 初めてのお接待体験
3日目 最大の難所焼山寺に向け万全の準備
4日目-1 遍路ころがし焼山寺に挑む
4日目-2 遍路ころがしを越えた先
5日目-1 人それぞれの遍路道
5日目-2 十三番札所大日寺~十七番札所井戸寺
5日目-3 地蔵越遍路道を越え初めての河原野宿
6日目-1 十八番札所恩山寺~十九番札所立江寺
6日目-2 心身ともに疲労困憊
7日目-1 遍路ころがし鶴林寺越え
7日目-2 小学校に泊まろう!
8日目-1 遍路ころがし太龍寺越え
8日目-2 二十二番札所平等寺から弥谷観音前休憩所へ
9日目-1 海沿いを歩き二十三番札所薬王寺を目指す
9日目-2 薬王寺と温泉とひとり野宿
10日目-1 室戸岬への長い道のりの始まり
10日目-2 牟岐町から海洋町へ、徳島最後の夜

【ソライロ遍路全記事一覧】

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