• facebook
  • google
  • twitter
  • youtube
  • rss

EOS Kiss X7ディスプレイオフセンサー機能の課題

Pocket

EOS Kiss X7
EOS Kiss X7にはディスプレイオフセンサーという機能がある。X7で実装された機能というわけではなく以前からあるようだ。

ディスプレイオフセンサーとはファインダーを覗くとディスプレイが自動的にオフになるセンサーであり、ファインダーの上部に付いている。
ディスプレイオフセンサー(使用説明書)

Kiss X7の使用説明書には次のように説明されている。

ファインダーに目を近づけると、ディスプレイオフセンサーが働いて、まぶしくならないように表示が消えます。ファインダーから目を離すと再表示します。


このセンサーをオフにして、ファインダーを覗いくと確かにディスプレイの光が目に入ってしまう。昼間はそれほど気にならないかもしれないが星の撮影などでは、ファインダーが見にくくなり邪魔以外の何物でもないだろう。

ディスプレイオフセンサー機能はファインダーを覗いた時にまぶしくならないという点だけでなく、もう一つ重要な特徴がある。



ディスプレイオフセンサーは「誤操作」を防ぐ
誤操作
それは「誤操作」を防ぐという点だ。

最近では当たり前のように一眼デジタルカメラにタッチパネル機能がついている。タッチパネル操作の是非については議論もあるようだが、より使いやすい操作インターフェイスが出てくるまでこの傾向は当分変わらないだろう。

普通ファインダーを覗くと、ディスプレイに顔(特に鼻の部分)が当たってしまう。アイピースをつけていたり、さらにメガネをかけていたりするとディスプレイとの距離が生まれるため、顔の一部が当たる可能性が低くなるだろう。

僕はアイピースはつけていないが、メガネをかけている。顔が当たらないように注意してファインダーを覗けばディスプレイに触れずにすむが、夢中になって撮っていれば間違いなく鼻の頭がディスプレイに触れてしまい、ディスプレイに顔の脂がついてしまう。

多かれ少なかれ誰でも同じではないでしょうか。


そんなとき、もしタッチパネルが有効になっていれば意図しない操作が行われてしまいかねない。そういう誤操作を防ぐためにも、ファインダーを覗くとディスプレイオフセンサーによりディスプレイがオフになる機能は重要である。


丹沢でのエピソード
先日、ヤマビルが活動しだす前の丹沢に行ってきた。あいにくの曇り空で景色はほとんど見れなかったが、EOS Kiss X7で花や苔の写真をたくさん撮って帰ってきた。

パソコンにデータを取り込み写真の整理を始めようと思って、僕は愕然とした。

僕は基本RAWオンリー派だ。RAWで撮影して気に入った画像のみパラメータを調整してJPEGに現像する。それなのに取り込んだデータにはJPEG画像が並んでいたからだ・・・

頭のなかにクエッションマークが並ぶ。

「え?なんで?」
「え?なんで?」

一人でパソコンに向かいながら同じ言葉を繰り返す始末。

とりあえずカメラの設定を確認してみる。記録画質が今まで設定したこともない「S1」になっていた。
ディスプレイ_S1
一体誰が・・・どうやって?


犯人の推理
犯人の推理
僕以外の誰かがカメラを触って設定を変更したということはまずありえない。

犯人はどう考えても僕なのだ。もちろん自分で意図的に設定を変更した覚えない。記憶喪失というわけでもないはず。(宇宙人に記憶を操作されていないければw)

取り込んだデータをみてみると、歩き始めて50分まではRAWで撮影されていた。50分を境いにJPEG画像になってしまっている。RAW画像とJPEG画像の境いに3分のタイムラグがあった。

考えられるのはこの3分の間に、タッチパネルのご操作によって意図せず設定が変更されてしまったということ。

しかしディスプレイオフセンサー機能があるのにご操作が起こりうるのだろうか・・・

答えはYES。起こりうるのだ。


誤操作の可能性
ディスプレイオフセンサー機能はファインダーを覗けば必ず働くわけではない。

どういうことかというと、シャッターが切れる撮影モードになっている時のみセンサーが有効になっているのだ。

つまり、メニュー画面を開いているなどディスプレイを操作している最中にファインダーを覗いてもディスプレイはオフにはならない。ここに誤操作の可能性が存在しうるのだ。

a0002_004091_m

例えば以下の様な状況が考えられる。
1.設定を確認するために[SET]ボタンを押す。

2.気になる花があったのでファインダーを覗く。

→ 鼻がディスプレイに触れてしまい設定が変更されてしまう。

おそらくこのようなことが起きたのではないだろうか。


回避方法
ディスプレイオフセンサーを常に機能させるモードというのがもっともよい対処法だと考えた。しかし、そういう設定は出来なかった。

ディスプレイオフセンサーの設定は「液晶の自動消灯」の「する/しない」のどちらかしかない。
液晶の自動消灯設定

おそらくセンサーが常に有効であるとバッテリを消耗するとかそういう理由で撮影モードの場合のみにしているのだろう。

しかし、このような意図しない誤操作が起きうる以上、ディスプレイオフセンサーが常に有効になるモードを用意すべきだと思う。それがあるだけで意図しない誤操作はかなり防げるはずである。


現段階でこのようなことが確実におきないようにするためには、少々乱暴だがタッチ操作そのものをオフにしてしまうしかない。
タッチ操作設定

普段タッチパネルによる操作はほとんど使っていないという人はオフにしておいたほうが無難である。


ソライロノート
EOS Kiss X7においるディスプレイオフセンサー機能はファインダーを覗けば必ず働くわけではないため、誤操作を生む可能性がある。

これを防ぐためにタッチパネルの「タッチ操作」を「しない」に設定することをオススメする。

タッチパネル操作を常用したい人には、このようなことが起きうるので注意した方がいいです、としか言えない。

本来なら、カメラの機能としてディスプレイ操作中であってもディスプレイオフセンサーが機能するモードを用意して欲しい。CANONへの要望がまた増えました。折に触れ要望を伝えていきたいと思います。

僕はCANONのデジ一しか使用したことがないので他のメーカーのことはあまりわからない。他のカメラではこのようなことが起こらないようにどのような対策がされているのかも気になるところです。

Leave a reply