
昨年の11月に援農ボランティアで沼津の特産品「西浦みかん」の収穫作業を手伝い、たくさんのみかんをいただいてきました。それ以来美味しいみかんを毎日食べているのですが、みかんを食べたあとに大量に残るアレ・・・
そうみかんの皮です。
みかんの皮は陳皮として重宝されるわけですから、さまざまな効能があるのだと思います。これをなんとか活用できないかなぁと思い(粉末にして陳皮にしてもなかなか使うことがないので・・・)、鶏チャーシューを作るときのつけ汁に入れてみたのがこの「ほんのりみかん風味の鶏チャーシュー」レシピです。消費量は少ないですが、ちゃんとみかん風味になり甘くて少し酸味も効いた美味しい鶏チャーシューになりました!
鶏チャーシューの作り方
(1)作りやすい時期
通年でいつでも作れますが、みかんの皮を入手しやすい冬のほうが作りやすいでしょう。(2)大まかな流れ
完成まで最短で12時間くらいかかります。大まかな流れは
1.まず肉を仕込んで30分寝かします。
2.次に火にかけたあと3時間放置。
3.さらにもう1晩(8時間)寝かせて完成です。
作業時間は1時間くらいですが、完成までは12時間くらいかかります。
(3)鶏チャーシューの材料
・鶏むね肉 2枚・醤油麹 大さじ1半(または塩麹 大さじ1弱)
★醤油 大3
★みりん 大2
★酒 大2
★砂糖 大1
★にんにく 1-2片分(みじん切りまたはすりおろし)
★しょうが 1片分(みじん切りまたはすりおろし)
・みかんの皮 1-2個分(洗って干しておく)
・タコ糸
(4)鶏チャーシューの手順
1.★の調味料を混ぜ合わせておきます。

2.鶏むね肉を観音開きにします。


3.皮目を下にして上側に醤油麹(または塩麹)を塗ります。

4.ロール状に巻き、タコ糸でしばります。(省略可)

5.ジップロックに調味料と縛ったむね肉、みかんの皮を入れ、空気を抜いて閉じ、30分以上(できれば2-3時間)放置します。

6.鍋にお湯を沸かし、沸騰したお湯にジップロックを入れ、重石をするなどして浮き上がらないようにし、弱火にします。

※今回は使用しませんでしたが、土鍋を使った方が熱効率がいいです!
7.再沸騰したら、とろ火にして3分待ってから火をとめ、蓋をしてそのまま放置します。冷めたら冷蔵庫で1晩おいておきます。
冷めて1晩おきました。
8.タコ糸をほどき薄切りにスライスし、完成です!

いただきます♪

(5)保存方法と保存期間
汁ごとタッパーに入れて冷蔵します。1週間くらいを目安に食べ切ります。冷凍した場合は1ヶ月くらいです。
ソライロノート
この鶏チャーシュー、作年末におせち用にむね肉2枚分作ったのですが、あっという間に食べきりました。脂身が少なくハムのようにしっとりしています。ちなみに焼いて食べるやり方もやってみましたが、焼くよりもこのまま食べたほうが断然美味しいです。食べきってから間もないですが、また食べたくなったので100g37円の安い国産むね肉を買ってきて仕込みました(๑’ᴗ’๑)
鶏チャーシューといってますが、これはチャーシューなんだろうか?と自問自答したくなるところですが・・・ここでは醤油系のつけ汁に漬け込んで煮た肉、くらいに捉えています。
作り方は、醤油のつけ汁に漬ける以外は鶏ハムとほぼおんなじです。煮豚のようにもっとたくさんの調味料に漬け、直接鍋で煮てもできますが、鶏ハム方式の方が効率がいいと思われるのでこのやり方にしてます。
みかんの皮を加えることでほんのりとした甘みと酸味が合わさり、あっさりとした鶏むね肉にいい風味を与えてくれます。ぜひお試しください!
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