今年もクリスマス用にシュトーレンを作ってみました。去年と同じでもよかったのですが、できれば少し変えてみたいなぁと・・・そう言えば以前に作ったクーベルチュール・チョコレートが冷凍に眠ったままだったことを思い出し、これをシュトーレンに使ってみたらクーベルチュール・ショコラ・シュトーレンになる!??
なんか響きだけで美味しそう!
というわけで、12月のはじめ、クーベルチュール・ショコラ・シュトーレン作りに挑戦してみました。
【材料】

■準強力粉 250g
■砂糖 30-40g(今回は30g)
■塩 3g
■シナモン、ナツメグ、カルダモン 1ふりずつ
■純ココアパウダー 30g
■スキムミルク 7g
・水 70-80ml(※スキムミルクと水の代わりに牛乳可)
・ドライイースト 小さじ1
・自家製クーベルチュール・チョコレート 40g
・バター 75g
・卵黄 1個分(M)
・ホワイトラム 大さじ4
★干し柿 50g
★干しりんご 40g
★ドライキウイ 20g
★ドライマンゴー 40g
●アーモンド 50g
<仕上げ用>
・ラム酒 適量
・溶かしバター 50g
・グラニュー糖 40g
・粉糖 20g
※ドイツの規定ではシュトーレンは、小麦粉に対して60%以上のドライフルーツ(150g)、30%以上のバター(75g)を使用しなければなりません。
【作り方】
1.お好みの果物を天日干しにしてドライフルーツにします。
りんご。

マンゴーとキウイ。



2.ドライフルーツを角切りに刻んでラム酒に1週間浸けます。
干し柿を角切りに。去年の残りの干し柿を使用しました。
ラム酒に浸けます。


3.ドライフルーツをザルにあけてラム酒を切ります。

3.ドライフルーツをザルにあけてラム酒を切ります。


4.包丁でアーモンドを半分くらいに刻みます。

5.チョコレートを細かく刻みます。

6.粉類(準強力粉、ココアパウダー、砂糖、塩、スキムミルク、シナモン、カルダモン、ナツメグ)をボウルで混ぜ合わせます。



7.別の入れ物で水(または牛乳)をぬるま湯くらいに温め、ドライイーストを加えて混ぜ合わせます。


8.粉類のボウルに溶かしバター、卵黄、溶かしたドライイーストを加えて混ぜ合わせます。

※バターはレンジ・湯煎等であらかじめ溶かしておきます。



9.ボウルで生地をこねます。

※水分が足りないようであれば、早めに調整します。
10.固まりになってきたら台に移し、必要に応じで打ち粉をしながら、10分ぐらいしっかりこねます。


※生地のこねが足りないと、焼成後とても崩れやすいパンになってしまいうので根気よくこねましょう。
11.生地が馴染んできたら最後は丸めます。

12.生地を麺棒で平らにして楕円形に伸ばします。ドライフルーツ類を包めるくらいの大きさです。


13.ラム酒をきったドライフルーツ、アーモンド、チョコレートを生地にのせ包みます。





14.混ぜて練り込み、フィリングが馴染んだら再び丸めます。

※ノーマルシュトーレンに比べ、チョコが入る分、中身の量が多くなるので扱いにくいかもしれませんが、生地に馴染むまで焦らずに。

15.ボウルに生地を入れ、濡れ布巾やキッチンペーパーをかけ、暖かい場所で1時間くらい発酵させます(一次発酵)。


※時間でOKとせず生地が1.5倍まで膨れたらOKとします。暖かい場所=35度くらい。
16.打ち粉をして生地を長方形に伸ばします。


17.短い辺の端を少し高くしておきます。

18.長い辺を半分くらいに折りたたみ、麺棒で真ん中を凹ませます。



※成形の形はお好みで。
19.濡れ布巾をのせ暖かい場所で30分くらい発酵させます(二次発酵)。

20.180度に予熱したオーブンで35-40分くらい焼きます。

【仕上げ】
21.オーブンから出したら天板の上にのせたまま、刷毛でラム酒を塗ります。

※ドライフルーツを漬けた残りのラム酒でOKです。
裏側、側面も忘れずに。

22.ラム酒の上から溶かしバターを塗り重ね、生地の表面をバターでコーティングします。

※バターはこれでもかというくらいたっぷりと重ね塗ることで保存性が高まります。
23.生地が温かいうちにグラニュー糖をかけます(裏も)。

24.粗熱がとれたらラップとアルミ箔につつみ、冷暗所で1日寝かせます。


25.茶こしで粉糖を全体にかけます。

裏側も。


もう一度ラップ&アルミ泊で包み、常温で1-2週間くらいおいてから食べごろです(‘ᴗ’)
保存方法
冷暗所ではラップ&アルミ泊。冷蔵はの場合はラップやタッパーなど。冷凍の場合は、ラップに包んでからジップロックやビニール袋に入れて保存します。冷暗所で1ヶ月(冬の場合)くらい。冷蔵で3ヶ月くらい。冷凍なら1年くらいが目安です。
経過
【1週間後】
まずは1週間冷暗所で熟成させてみました。
食べてみた感想としては、チョコが入っている影響か?パン生地がイマイチかもしれない。ラムの味がまだ強い。そのせいか、フルーツの酸味が際立ち、甘味も足りない気がする。
もしかして失敗かも・・・たださらに熟成すれば変わってくるのかもという淡い期待をしつつ、もう少し待ちます。
こちらは一緒に作ったノーマル版シュトーレン。

【10日後】
ラム酒の味が薄れてきました。前回感じた酸味もあまりしません。いい感じに熟成がすすんできたのでしょうか。甘さ控えめではありますが悪くない。美味しくなってきたと思います。
【2週間後】
チョコココア生地が甘すぎず大人の味に仕上がっていて美味しいです。これなら成功と言っていいと思います。
クリスマスに美味しくいただきました♪

ソライロノート
今年はドライフルーツも自家製にこだわってみましたが、手間がかなり増えてしまいますw^^;干しぶどうもやりたかったのですが、ぶどうが高かったので二の足を踏んでしまい、結局干しぶどうは作れませんでした。でも市販のドライフルーツじゃなくても、シュトーレンとしては全然問題なかったと思います。また、甘さが少し足りなかったかもしれません。砂糖は30g使用しましたが、もう少し増やして40gくらいでもいいかなと思いました。
シュトーレンは美味しくなるまでに時間がかかりますので、ちょうどクリスマス頃に美味しくなるように早めに作っておきましょう。今年は12月の初旬に作っておいたので、グッドタイミングだったと思います!^^
一緒に作ったノーマルシュトーレンはドライフルーツが違うだけで去年のレシピ通りです。
残ったクーベルチュール・ショコラ・シュトーレンは保存食や行動食、おやつとして、大切に食べていきたいと思います(*’ᴗ’*)
カカオ豆から作った自家製チョコレートについてはこちら。
2017年のシュトーレン
シュトーレン動画