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知らなかった!歩車分離式交差点は斜め横断できない!?

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歩車分離式交差点

歩車分離交差点ってありますよね。あれってスクランブル交差点とは違うのでしょうか?




白バイ警官に・・・

先日こんなことがありました。

歩車分離交差点を渡ろうしたところ、交差点に停まっていた白バイ警官が「○○○○はできません!✕✕✕✕してください!」

わし「ん?なんて?誰に言ってんの???」

思わずキョロキョロ。警官に怒られそうな交通違反をしていそうな人は見当たらない。なんだろう?と白バイの方をみると、警官が明らかにこっちを向いてる。えっ?わし???

今度は聞き取れた。

「斜め横断はできません」と言っているようだった。

えっ!?まじで???


だって車は全部赤信号で、歩行者の信号はすべて青なんだから、スクランブル交差点と一緒じゃん!


て思うじゃん!!!



え!?違うの???


混乱したまま、渡りかけた交差点を引き返すこともできず、そのまま斜めに横断しました。




歩車分離式とスクランブル式の違いはなんでしょうか?
よく考えてみると、スクランブル交差点と歩車分離式交差点には誰もがわかる、決定的でわかりやすい違いがありました。

それはスクランブル交差点には「斜め横断歩道」がありますが、歩車分離交差点には「斜め横断歩道」がありません。

そういうことかと、あとになってから思いました。


でも、なんで?って思いませんか?

どちらも車の信号は全方向赤になっている点は全く一緒です。

にもかかわらず、一方は歩行者(および自転車)は交差点を斜めに横断でき、一方は斜めに横断できない。この違いはいったいどこからくるのでしょうか?ちょっと調べてみました。


歩車分離信号とは?
歩車分離信号とは「歩行者と車両の通行を分離する方式の信号」です。

そもそもどうしてこのような信号があるのか?

信号交差点において歩行者が横断するのと同時に、同方向の車両が直進及び右左折するため、右左折車と歩行者が交錯し、交通事故が起こる危険性があることから、この危険性を排除するため、右左折する車両と横断歩行者が交錯しないよう歩行者と車両の通行を分離しするために、このような信号があるそうです。

要は「安全のために、歩行者と車両の通行を分離している」ということでしょう。


その歩車分離信号には、4つの種類があります。


1.スクランブル方式
すべての方向の自動車等を同時に停止させている間にすべての方向の歩行者等 を同時に横断させる方式であって、斜め方向の横断を認めるものをいう。信号機には「スクランブル式」等の標識がある。

スクランブル式の標識


2.歩車者専用現示方式
すべての方向の自動車等を同時に停止させている間にすべての方向の歩行者等 を同時に横断させる方式であって、斜め方向の横断を認めないものをいう。信号機には「歩車分離式」等の標識がある。

歩車分離式の標識


3.右左折車両分離方式
歩行者等を横断させるときには同一方向に進行する自動車等を右左折させない 方式をいい、主道路又は従道路のいずれかについて実施する場合を含む。


4.右折車両分離方式
歩行者等を横断させるときには同一方向に進行する自動車等を右折させない方 式をいい、主道路又は従道路のいずれかについて実施する場合を含む。



まとめると

・歩車分離信号に4つの種類がある。スクランブル交差点も歩車分離信号の1つ。
・歩車分離信号のうち、スクランブル式は斜め横断OK、歩車分離式は斜め横断NG。



素朴な疑問:Q.歩車分離式もスクランブルにしたらダメなの?

歩車分離式交差点は、スクランブル式と違い斜めに横断しちゃいけない!というのは、よーくわかりました。

ここで素朴な疑問。


歩車分離式なんて作らずに全部スクランブル式にしたらダメなの?


って思いませんか!???


だって、斜め横断禁止ってゆうけどー、みんな斜め横断してるじゃん!!!



いや・・・はい、すいません。斜め横断したのは私です。


でも、なんで歩車分離式なんで紛らわしいものを作ったんでしょうね。



これには、いろいろと事情があるようです。

交差点を斜めに横断するためには、道路に斜め横断用の歩道を描き、斜め横断用の信号も設置しなければなりません。

斜め横断専用信号


斜め横断をする歩行者が信号待ちをするための待機場所を確保する必要もあります。その場所にガードレールのようなものがあれば、撤去する必要があるでしょう。斜めに横断を可能にするためにはいろいろと整備しなければならず、コストがかかるようです。


例えば、下の写真の歩車分離式交差点をスクランブル式にしたら、ここのガードレールは間違いなく斜め横断する歩行者の邪魔になります。

スクランブル式にしたら邪魔なガードレール


コストだけにとどまりません。斜めの横断は縦横に横断する場合よりも、横断歩道の距離が長くなります。長い横断歩道を渡るにはそれだけ時間もかかります。ということはそれだけ信号も長くする必要があります。そうすると車の待ち時間が長くなっていしまし、渋滞発生にも繋がります。

なので、すべての歩車分離信号においてスクランブル式がベストというわけでないのでしょう。



ソライロノート
実際に歩車分離式交差点においては、普通に斜め横断をされている方は結構多いと思います。自分も今まで何の疑問も持たずに歩いていたし、日常の中で普通に目にします。

「斜め横断してはいけません!」と言いたいわけではなく、禁止と知らずに歩いていた方には、実は法律上はこうなってるということを知る機会になっていただければと、記事にしてみました。万が一なにか事故などが起きた場合には、横断歩道がないところを斜めに横断していたことが、その人にとって不利に働く可能性があると思います。


【参考にしたサイト】
京都府警察/歩車分離式信号の導入
歩車分離式信号に関する指針の制定について – 警察庁
なぜ歩車分離信号は斜め横断できないの? スクランブル交差点との違いは何か?

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